| 《EVOKE -舞-/EVOKE -quiver-》 |
とある商店街で弁当屋店員を務めている青年『セルド』は掛け替えのない幸せを掴んだ。
心通わせられる友達、穏やかに接してくれる住人達…彼、彼女たちに囲まれ飽くこと無き幸せな日常を送っていた。
そんな彼のもとに白服の青年がやってきた。
「―――世界の掟によってキミの日常は変わり果てていく―――」
突然告げられた予言に、青年の瞳の奥で動揺が蠢く。
大切な存在のために、そして日常を守るために、青年は覚悟を決めたのだった。
その一方で、かつてセルドに命を救われた謎の少女『ニシル』はある人物に静かな復讐心を煮えたぎらせていた。
懸命に育ててくれた家族、優しく気遣ってくれる友人…そのすべてを瞬く間に奪い去った仇の行方を追っていた。
そんな彼女のもとに白服の青年がやってきた。
「―――世界の掟を破ればキミの日常を取り戻せる―――」
突然知らされた事実に、少女の胸の奥で鼓動が轟く。
大好きな家族のために、そして日常を取り戻すために、少女は覚悟を決めたのだった。
長き極夜か明け、沈黙が支配していた地平線から陽が昇る頃
真実か虚偽かもわからない言葉に翻弄されながらも
無情に変わり果てていく現実に揶揄されながらも
彼らの葛藤劇はついに幕を開けたのだった―――――――
＊お知らせ＊
＊登場人物＊
＊主題歌＊
＊ストーリー＊
≪セルド編≫
|
+
|
... |
とある商店街で弁当屋の店員を務めるセルドは、ある夜ひどい熱を負った少女と遭遇する。
そこに居合わせていた稗田阿求の助けを借り少女を救うセルド。
それから数日が経ち、平穏な日常を堪能している中で白服の青年と"必然的"な出会いを迎える。
青年から突然告げられた予言にセルドは、やがて迫りくる厄災に向けてある覚悟を決めたのだった。
|
|
+
|
... |
先日セルドたちに助けられた少女ニシルがお礼の挨拶をしにやってきた。
他人との会話にぎこちなさを窺わせる不思議な少女ではあったが、セルドは初めて出逢った彼女に興味を抱く。
その一方で、とある王国が『覚醒能力者（イヴォーカー）』と呼ばれる異質な能力者によって甚大な被害を受けた事件が勃発。
世界政府は覚醒能力者に対し厳重な警戒態勢を取り、世界は新たなうねりを上げることとなる…
|
|
+
|
... |
キュラリアの街を訪れたセルドたちはそこで様々な住人たちと出逢う。
見るものすべてが煌めく広大な街並み、住人たちの厚いもてなしにみるみると街の虜になっていく。
そんな時、小さな事件が風の如く、突拍子もなく起こった。
ひょんなことからセルドは、韋駄天を自称する謎の青年一樹と競争をすることとなる。
たった一つの小さな事件から一転し、キュラリアの街全体をも呑みこむほどの大きな競争劇が始まろうとしていた。
|
|
+
|
... |
決闘の日を迎え、セルドと一樹は対峙する。
セルドの協力者は一樹を勝たせまいと彼に妨害を謀るが、覚醒能力者である一樹の神速により悉くかいくぐられてしまう。
不安と焦燥に駆られたまま走るセルドに、仲間の叫びが彼の支えとなった。
激しい競争劇、果たして勝利を冠するのはどちらなのだろうか。
そして、闘いの後、誰も予想だにしなかった黒い渦が密かに蠢き始めていた…
|
|
+
|
... |
セルドは、黄金色に輝く懐中時計… それにまつわる過去を打ち明ける。
当時、兄に憧れ士官学校へ通い始めたセルドは、突然勃発した紛争へ兄弟共に徴兵される。
闘いを鎮圧すべく刃を振うセルドだったが、思わぬ危機に直面し死を覚悟したその瞬間、兄に救われ一命を取り留めた。
全てが終わった後、兄から託されたその懐中時計に、自分を守りに現れた、あの兄の太陽の如き黄金の雄姿を見たのだった。
セルドの壮絶な過去が明かされた直後、街の方でアリゲーターと呼ばれるギャングによる事件が勃発。
アリゲーターの暴動を阻止するべく、セルドたちは彼らに立ち向かったのだが…
|
≪ニシル編≫
|
+
|
... |
両親を殺害したある男の行方を追うため、遠い街へと足を踏み込んだニシル。
しかし長い旅により蓄積された疲労の末、ついに道中で倒れこんでしまい病院に搬送される。
退院後、命の恩人である人物に挨拶へと向かう途中で白服の青年と"必然的"な出会いを迎える。
青年から驚くべき事実を知ったニシルは、自身の目的を達成させるためにある決意をした。
|
|
+
|
... |
セルドたちのもとから帰宅したニシルは、カガリから『覚醒能力者』によって引き起こされた事件の概要を知る。
「能力者」という言葉に恐怖に震えるニシル… その過去に、能力者である『仇』にすべてを奪われたあの夜のことが連想される。
各地を転々と回って得た『仇』の情報、そして白服の青年から聞かされた事実によって、
近くの街にその『存在』がいることを推測したニシルはついに復讐を決行するのであった…
|
|
+
|
... |
『仇』の居場所を突き止めたニシルはキュラリアへと赴く。
見たことのない場所で、出会ったことのない人物と触れあい徐々に街に惹かれていった彼女。
そんな時、彼女は異質な能力を持つ人物と遭遇し、彼らの持つその"力"に圧倒される。
今度こそ大切なものを守るために、ニシルは彼らの言葉をその身で受け止めようとしたのだった。
|
|
+
|
... |
アリゲーターの暴動を鎮圧し、彼らと和解したセルド一行だったが、傷と疲労の末に倒れ込む者まで現れる。
その場に颯爽と現れた謎の女性カガリに導かれ、一行は街外れにある彼女の家に向かう。
傷を癒す最中、セルドはある写真を発見する。そこには幼い頃のニシルとその家族が写っていた。
当時ニシルは、ある能力者によって家族を失い、その報復の為にカガリと共に行動することを望んだのだった。
カガリから告げられた驚愕の事実に一同が凄然とする中、セルドは、ニシルの孤独の戦いを危惧し、いたたまれない気持ちに駆られるのだが…
|
＊用語＊
覚醒能力（イヴォーク）
本編のみに登場する特殊能力。
世界政府科学班の調査により「能力石」や「カオスソード」といった事例に基づく能力ではなく、全く新しい異質な能力だと判明される。
この能力を持つ者を『覚醒能力者（イヴォーカー）』と総称する。
具体的に他の能力とどう異なるのかは現在劇中では明らかとされていない。
覚醒能力者（イヴォーカー）特別対策係
覚醒能力者による事件多発により政府上層部より急遽設立された部署。
特に覚醒能力者が絡む事件を取り扱い、その事件の対処及び覚醒能力者の身柄を確保することが目的とされている。
第0班から第2班まで存在し、それぞれが特定した場所を捜査している。
キュラリア
南の国South・M・Landにある街。このドラマの舞台となる。
詳細は
キュラリアを参照。
アリゲーター
キュラリアの裏街を徘徊しているストリートギャング。
二代目頭のバキラと100人以上の下っ端たちから成る。
夜の街へと繰り出しては住人たちからカツアゲしたり暴行を加えたりなどの悪事を働いているように思えるが、
実際ターゲットにしているのは汚職などに手を染めた大人ばかりであり、彼らから巻き上げた金の8割は地域の学校に寄付し、
残りはチーム内のバイクや武器などの費用に使い回している。
また、他所からやってくるギャングたちとの小競り合いで縄張りであるキュラリアの街を守ったりと、その正体は実に良心的な不良たちであった。
「泣く子も黙るアリゲーター」を誇示しているが、泣いている子供に笑顔をもたらすという彼らなりの優しさが込められている。
ネメシス
ジルコーの発言から明かされた組織名。
その他詳細不明。
最終更新：2018年06月07日 23:34
