“皇が愛した千年王都”
皇癒晏の側近。生まれた時からその運命は決まっていた。
同期に帝怜禎がいる。ひと月違いで会うべくして出会った仲。
真面目で勤勉家、おおらかで優しく、時に叱ってくれる側近。
要領がよく器用で、様々な武器を駆使する。
また、癒晏に尊敬の意も込めて、思いを寄せていたらしいが、実際のところは不明である。どっちにしろ特別な思いはあった。
*怜禎との関係
詳しくは第二章概要にて。
彼女とは幼いころからの付き合い。とはいっても生まれ育った場所は違った故、神使として連れてこられた時が初対面。
周りに同世代がいなかったため自然と仲良くなった。
しかし主人同士(姉弟同士)の仲が悪かったため、自然と触れ合う機会も少なくなってしまった。
「皇癒和之姫尊の使いにてございます、帝秀叡神使でございます。」
「いいえ、この秀叡、命続く限りどこまでもお供いたします。ですからそのような悲しいこと、言わないでください……」
「是非とも仲良くしていただきたいのだが…難しいようだね。怜、貴女のせいではないから、どうか落ち込まないで。」