“愛らしく懇切な神の子供”
ふくらはぎまで伸びている綺麗な白髪。頭の両脇に小さいお団子があり赤い紐で結んでいる。前髪はセンター分け?でぱっつん。
ツリ目に黄金の瞳。赤いアイラインを付けている。ほんのりお化粧もしている。
巫女装束のようなものを着用している。袖がなく、二の腕から袖がある。掛け襟は赤色。
袴は赤色で、少し丈が短い。
足袋に赤い鼻緒の下駄。
皇唯晏とその姉の皇癒晏の母親であり、珠黯の祖母。また帝秀叡と怜禎の上司にも当たる。
時と運命の神子であり、本人いわくすべての時間軸を把握しているとのこと。(詳細は不明)
「藜」というのは偽名。尊いお方なので必ず様を付ける。
聡明で大人しい性格だが、言葉一つ一つに重みがあり、威厳と威圧がある。
護衛の神使として天中の四狐を連れている。
===ここから先ネタバレ注意===
藜様の本名は「糜巡鑠欒尊(びじゅんしゃくらんのみこと)」。
糜は藜様の本名であるきずな(縛るの意)、巡は運命を巡る。
鑠はあかあかと輝き美しいさま、欒は複数の人と人とが和やかなさま
ちなみに藜という偽名の由来は、まだ神子になったばかりの頃に「人間と共に歩みたい。綺麗な華じゃなくてもいい、立派な樹じゃなくてもいい。私は雑草でありたい」と発したことにより、雑草の藜(アカザ)になった。
藜様はその昔、神子として生まれるはずが、何らかの手違いにより人間界で生まれてしまう。
黒髪おかっぱで、人間の元で農業を手伝い、ごく普通の農民の童女として育っていた。
が、かぐや姫みたいに天界から天中の四狐が迎えに来て、わけもわからないまま、生まれるべきはずだった場所へ帰る。
天界に行くや否や髪は真っ白になり、瞳も金色に。これが本来の姿である。
ちなみにその時初めて友達になったのが雷明天美龍尊である。
「如何にも。私こそが時と運命の神子、藜よ。」
「……そう、そうよね。貴女ももう子供ではないものね。」