“虚無を纏いし謎の少女”
森で眠っていたところを大学生のテオフィルスに拾われた謎の少女。
名前から住んでいるところ、年齢まで何もかも覚えていない。
テオフィルスから「シェミ」という名前をもらってから、自分のことを嬉しそうにシェミと呼んでいる。
拘束具は外れないため、いつも上にコートやワンピースを着ている。
見た目がかなりアレなので、テオも外に出さないし、自分も一度迷子になったせいか、家からは出ない。
いつも作り置きしてあるご飯をチンして食べている(覚えた)。日中は大体寝ているかテレビを見ている。
臭いを嗅いだり毛づくろいしようとするなど、動物的な一面も。
彼女の正体は神の一人。皇家が絡んだとある事件をきっかけに堕天する。
元はもっと大人の女性で、大きな三つ編みをしている。
記憶がない、拘束具を着ている、幼児化というのは、すべて封印する際の作用。万が一封印が解かれても生きていけなくなるようにとのこと。
藜とは神族が同じであったため、交流があった。
「お、お名前しらない…」
「シェミね、今日ね、てれびをみていたらおいしそうなごはんを発見したんだよ!」