東條操『分類方言辞典』天地季候



あかしお (赤潮) ↓しお

あかつち (赤土) *つち (本)あかばね・はに・(補)あかべー。
【赤土粘土など】 (本)かまつち。

あかるい (明) *あかり(一八一ぺ) (本)あかい。
【明るいさま】 (本)まんどろ・(補)まんどー。
【急に明るくなり又暖かくなるさま】 (本)どっかり。
【明るく晴れやかなさま】(補)はんなり。

あき(秋)の初め *しょくよく(一六五ぺ)(本)あきさか。
【秋冬の頃】 *さむい (本)くれかた。
【旧十月の頃】 (本)しもさき。

あさい  (浅) ↓三六九ペ

あさせ(浅瀬) *うみ (本)あさり・げら・ざら・ざらせ・ざんざら・せだな。

あさやけ (朝焼) (本)あさかじ・あさにじ・あさひやけ・あせー。
【朝焼或いは夕焼などで空が赤くなる】*たいよう (補)あけーゆん。

あたたかい(暖・温)(本)ぽーぽい・ほっとーる[動]・ぬくい・ぬくとい・(補)ぬきい・ぬくさん・ぬくたい・やわらしい。
【暖かいさま】 (本)ことこと・どかどか・ほっこり。
【温かみ】 (本)ほけり・ほとり。
【暖まる】 (本)ぬくたまる・ほどまる・ほとる・(補)ぬくとまる・のとまる。
【暖める】 (本)ぬくめる。
【なま暖い・なまぬるい】 *てんき(本)おぼぬくい・おぼぬるい・けなるい・ずるい・へなまぬるい・ほほらぬくい・(補)なまぬくい。
【暖かなところ】 (本)こーぼ。
【暖かみの残っているさま】 (本)ふりふり。

あたん (亜炭) ↓せきたん

あつい(熱・暑)(本)どめく[動]・ほとおる[動]・(補)あたたい・ぬくたい。
【湯などの熱い】 (本)いたい。
【たまらなく暑い】(補)ほーたりあつい。
【むし暑い】 (本)うずらしい・うそらしい・おずらし・どや[名]・にやにや圃・ぬくだらしか・ぬぐらこい・ほっぼらぬくい・ほどろぬくい。
【むし暑い・むす】 (本)いきる・うずれる・うむける・うもれる・おめく・おもれる・どえる・どやつく・にだえる・にだめく・ねだめく・ほかる・ほたる・ほのく・ほめく・むしくる・むしめく・むしゃつく・むせくる・もえる・(補)うみる・うむす・にやずく・ふっかえす。
【暑苦しい】 (本)えきたい・こわい・しゃしゃくてえ・(補)あつらぼったい。
【あつがり】 (補)あつぃさうみー。
【熱気・ほとぼり】 (補)ほのき。
【暑い盛り】 (補)まふっくゎ。
【猛烈な暑さでふう〳〵云っているさま】 (補)あつぃやーふーやー[副]。

あな (穴・孔) *くぼち・つか・おとしあな(二九二ぺ)(本)うっぽげ・かま・たんぽ・つぼくら・ほいめ・ほげ・めど・めんぼ・(補)めど。
【あなぐら】 *さつま」いも(〇七七ぺ)(本)かま・じむろ。
【ほらあな・洞穴】 *いわ・き(〇七三ぺ)(本)いーざー・いじゃー・うげ・うつろあな・うと・うどがら・うろ・が・がお・がおつ・がご・がっぱな・がっぽ・がばず・がほら・がま・がまつ・がろ・がんご・がんこら・がんころ・がんど・ごーや・ごーら・ごーろ・ごとあな・ごろ・たんぼこ・ほやけ・ほら・ぼんぼら・よあ・わんど・(補)あなぜんじょー・あぼけ・うと・がらた・どーら・ほたんこ・ほったこ・もろ・やー・よー。
【たて穴】 (本)あぶ・ぼち・やげんぼり。
【よこ穴】 *トンネル(本)ぼら・まぶ・(補)おがまど。
【小穴】 *ふしあな(二〇五ぺ)(本)ほげたま・めど。
【日を見ぬ穴】 (本)かーぶりあな。
【川海などの水辺の穴】 *うみ (本)あざ・うと・うろ・えぐら・えだ・えな・えら・がな・がま・まま・よう・(補)うと。
【動物のすむ穴】 *うなぎ(本)じょー。
【中空・空虚・から】 (本)えら・がーと・ががすっぽー・がほら・がんすっぽ・ごーら・ごとろ・こら・すろ。
【中空の物】 (補)なーかーふーかー。
【穴をあける】 *きり(一八九ぺ)(本)くる・ふがす・ほがす・ほぐ・ほぐる。
【穴があく】 (本)おげる・ほげる。
【穴の大きくなる】 (本)いぼる。
【内部が虚になる】 (本)うぐる。
【穴をふさぐ】 *ふさぐ(四〇一ぺ) (本)くえる。
【穴などの埋まる】 *うめる(三七三ぺ)(本)いやる・つむ。
【穴から通る】 (本)ふける。
【掘る】 (本)あざく・おがす・かっつあぐる・かっぱく・くじる・こぜる・さくる・せせる・ほげる・ほぜる・ほっこじる。

あぶら (油) ↓あぶら(一八二ぺ)・せきゆ

あふれる (温) ↓あふれる(一八二ぺ) こうずい・みず(二〇八ペ)

あまのがわ (天川。銀河) (本)あまごーら・あまんかわら・かーらぐも・てんがーら・(補)あまやすごわ。

あめ (雨) *てんき・あまごい(四五〇ぺ)・しょうがり(四六一ぺ)(本)ばんば。
【慈雨・おしめり】 (本)おうるい・おるい・しおい・(補)うりー。
【雨天】 *やすむ(三二四ぺ)(補)おさがり。
【奥山で降っている雨】 (本)せぶり。
【大霜の後の雨】 (本)しもぎやし。
【日照雨】 (本)あましろ・きつねあめ・きつねのしゅーげん・こびより・てだあみ・てらてらあめ・ぼけあめ・ひげあめ・ひなたあめ・(補)きつねのゆーだち・てりてりあめ・ひがてりあめ。
【片しぐれ】 (補)かたぶい。
【細雨・こさめ】 (本)うちあめ・ぎがしあみ・きばーりゃー・けあめ・けさめ・けんけあめ・こそあめ・こそこそあめ・こぬかあめ・そばえ・そぼらぶり・ちゃっけあめ・ひげあめ・ふえーぶやー(七二一ぺ)・ふくあみ・ぼやぼや。
【夏の小雨】 (補)あせもからし。
【小雨が降る】 (本)しぶく・すばえる。
【霧雨】 (本)きりし・きりしあめ・ぎりのしょんべん・きりぶり・さくずあめ・さわけ・(補)がやがや。
【長雨・霖雨】 *つゆ (本)じあめ・しけ・しける[動]・しぼいあめ・じりける[動]・ながさ・ながしけ・よーず・(補)あまげ・けしねつつき・しけ・ついり。
【五月初めの陰雨】 (補)しびじけ。
【晩夏初秋の頃に降りつ穿く雨】 (本)ながせ。
【旧八月頃に降る長雨】 (本)なべわり。
【春の雨】 (本)きのめおこし・きのめながし・きのめもやし・さくらあめ・よーず。
【村雨】 (本)ふっかけ・わたくしあめ・(補)ふっけふっけ。
【海から来る村雨】 (本)おきあげ。
【俄雨・驟雨・夕立】 *かみなり (本)あたあみ・あまぐり・うれー・おかだち・おちあれ・くまだち・さだち・ざぶり・ざらく・さんばいね・しかけ・すばい・そばえ・だしあれ・たんてきあめ・ところぶり・どしゃけ・ながれあめ・ぱいそーり・まちあもり。もらったあみ・やとーたぶり・ゆーず・よーあめ・(補)なついぐり・ふっかけ。
【雷雨】 *かみなり (本)おらいさまあめ・かだちあめ・かんだち・(補)かんだち。
【北から来る夕立】(本)さなげゆーだち。
【夏の夜の俄雨】 (本)よじ。
【俄雨が降る】(本)すばえる・そばえる。
【時雨・しぐれ】 (本)きたけ・ぐり・ざんざ・しぶち・しぼれあめ・つばえ・ふっこし・やまめぐり・(補)しぶち・てねばおろし。
【九月十月頃の村時雨】(本)ふりかかり。
【冬の時雨】 (本)しむだち。
【十一二月頃の時雨】 (本)きたしぐれ。
【降ったりやんだりする雨】 (本)あげあめ・あげぶり・おっかけびより・しぐしぐ[副]・はこびあめ。
【雨が少しずつ降る】 (本)しまける。
【風交りの小雨】 (本)かぜのそばえ・かぜのみ・しぶけ。
【冬の雨雪に強風の加わること】 (補)すばい。
【吹き降り】 (本)しぶき・しぶく[動]・ふぶき・ふりぶき。
【十二月中旬の風雨】 (補)ゆきおろし。
【強風雨】 *かぜ (本)おーしゃっぽ・さじける[動]・ざらく・しばてる[動]・しんどあれ・はっぷい・よりげ。
【大雨大風の日】 (本)しだらでん。
【雨後の荒れ】 (本)あまがえし。
【大雨】 (本)あしじろ・どーさめ・ぬけぶり・(補)おーしゃじく・たてこーじ。
【急の大雨】 (補)だいしゃちこ。
【雨の甚しく降るさま】 (本)ちっちくちっちく。
【俄雨で水が流れる】 *こうずい・みず (本)とーす。
【雨水があふれて川のように流れること】 (補)あらおず。
【雨水などがせかれて溜まる】(補)いかばる。(初版)
【大雨の音のさま】 (本)がーがー。(後の版)
【雨や雪の度々降ること】 (本)ちかまわり。
【降り始める】 (本)おちぶる・そばえる。
【本降りになる前にばらばら落ちかかる雨】 (本)さーけ。
【本降りの雨】 (補)じぶり。
【雨などの勢が衰える】*かぜ(本)おだれる(一一四ぺ右端)・おろ」になる。
【小降り】 (本)こばれ・こまぶり。
【雨が止む】 (本)あかる・あがる(あかる)。
【雨などの止むのを待つ】 (補)やめる。
【風が吹いて雨のあがること】 (補)ぬれおち。
【雲が消えて晴れる】 (本)はげる。
【雨の晴れ間】 (本)あまっさい。
【旅行などの時降られる人】 (補)あまんじゃく。

あらし (暴風雨) ↓あめ・かぜ

あられ (霰) (本)あらあめ・こめごゆき・ゆち。
【細かい霰】 (本)ござら。

あれち (荒地) *つち ・やきばたけ(四四七ぺ)(本)あて・あらく・くどれ・ずっこ・(補)そらしばたけ。
【不毛地】 (本)あーら・あかわん・がーたら・がーらま・がしどち・かすのち・がせち・がらくた・がんこつわら・けけすわら・こーげっぱら・こさ・じわる・どい・ぼった・(補)のっぽ。
【乾燥すろ不作地】 (本)がらてん。
【土地の瘠せる】 (本)がする。
【山の端の荒れ地】 (本)まぶ。
【土や樹木などの無い岩山】 *さんりん(四二七ぺ)(本)あてば。

あわ(泡)(本)がんば・がんばつ・がんぶつ・がんぼ・がんぼつ・こぼっさん・ごんぼつ・だんぶつ・ひぼくらめ・ぶく・ぶっつー・ぶら・まー・(補)たまんぶく。
【水が泡を立てる】 (本)ぐゎんがらかわす。

あんざんがん (安山岩) (本)くろいし。

あんしょう (暗礁) *いわ (本)あむでぃ・いかだ・いさ・いわ・うちびし・うみいし・えん・おご・かくりでぃ・かくれいし・かくれぜ・かさぜ・くり・しー・しま・じる・す・すい・ずぶ・せ・そーあい・そーわ・そね・そわえ・てしー・ね・はえ・ぴー・ひし・まくら・めくらいわ・やげん・やま・(補)あさね・いわんね・かじかき・ふいし。

いおう (硫黄)(本)ゆおん。

いけ (池) *つつみ (本)あわ・いけす・いちたらい・かわ・どんぶ・ほり・(補)いけんど・たないど・たなげ。
【小池】 *ためいけ(四三六ぺ)(本)きし・たない・ほり。
【池沼などの落口】、(補)すど。

いし (石・小石・礫) *きりいし(一八九ぺ)(本)いしな・いしなご・いしばい・がら・がらす・ぎは・ぐり・ぐるぐるいし・ごーら・ごーろ・ごまめ・こら・こらいし・ごろ・ごろた・ざらこ・てんとる・なーらさ・ばい・はばり・まさご・まなご・ゆな・(補)がら・ごろ・まいし・ゆな。
【玄武岩質の小石】 (本)あぶらいし。
【石のかけら】 *かけら(三七六ぺ) (本)ごーろ・こっぱ。
【道端の邪魔になる石】 (本)どんころいし。
【大石】 (本)どんがらいし。
【石塚】 (本)ごーら。
【小石を積んである所】 (本)ぐろ。
【小石を踏んで転ぶこと】 (本)いしぐるま。
【土と石と混っているもの】 (本)がら。
【石地】 *つち・たはた(四三五ぺ)(本)がーら・ががら・がた・がばらじー・がらじ・がらす・がらっぼ・がらはら・かわら・くらわら・ぐろ・ぐうんごー・こーつ・ごーとー・ごーや・こら・ごーろ・ごとー・ことろ・ごとわら・卿学ざるし・はばら・ふらぎ・(補)いしごらじ・いしま・いしわら。
【大石のごろごろしている土地】 *いわ (本)えわがんぜ。
【小石の多い山】 (本)ざれやま。
【山の小石の多い所】 (本)ぜり。
【石ころ道】 (補)いしかからーみち・いしがら」みち。

いしがけ (石崖) ↓いしがけ(一八三ぺ)・きし

いしだん (石段) ↓一八三ぺ

いずみ (泉) *しみず (本)かど・かま・がま・くんごさい・しみずいど・しゅず・しょーず・すず・ですい・でみず・ばいな・ひぐち・ひやけ・ぼくぼくみず・ほら・(補)さーや・です・ねみず・ふね。

いそ (磯) ↓うみ

いなびかり (稲光) (本)おひかり・ひかめき・ひかりもの・ひじゅり・ひなでり・ふでい・ほでり・まぶらけ。
【稲光りする】 (本)ほでる・(補)ほてる。

いぶる (燻) ↓けむり(一九〇ぺ)

いりえ (入江) (本)いり・いりこ・いりわだ・うたり・うたれ・うら・えば・かや・みなと・わこみ・わだ・(補)えこ。
【入江の奥】 *かわ (本)ごつ。
【江水や土地の曲って入りこんだ所】(本)いりくりえんどー。

いわ(岩)(本)いそ・いわがっとー・いわす・いわた・がた・がんずー・すー・やと。
【大きい岩】 (本)しー。
【連なった岩】(本)さば。
【岩山】 (本)がけつわら。がんきょー・がんけつわら。
【岩石のきりたった場所】 (本)いわくら・くら・まこ。
【岩などのごつく出ている所】 (本)がんがら・がんくら・(補)くら。
【海面上に出ている岩】 (本)うきね・しま・せ。
【波に出没する岩礁】 *あんしょう (本)しま。
【海岸近くの岸礁】 *うみ (本)いそ。
【海岸の岩礁の上】 (本)しばな。
【岩と岩との間】 (本)えご・えごた。
【岩と岩との間の砂地】 (本)くま。
【川の中の岩蔭】 (補)がまんど。
【岩のえぐれた所】 (本)あぐーな。
【水中の岩穴】 *あな (本)えご・がま・くり・わご。
【波の打入る海岸の岩窟】 (本)どんどんめき。
【岩窟】 (本)がんこ・ほこらあな・やぐら。
【岩石ばかりの土地】 (本)えもおり。
【常に水にぬれていて滑る岩】 (本)なめら。
【雑草の生えている岩】 (本)くらまぶ。
【岩などの掩いかぶさるようになった所】 (本)あぶき。
【粘土岩】 (本)さなれ・さば。
【岩根】 (本)くらね。

うず (渦) (本)ぎじぎじ・ぎゅ・ぎり・ぎんぎり・ぐず・つるまき・まいぎり・まいまい・まき・まきめ・まっこみ・(補)だえろまき。
【渦を巻く】 (本)ぎし」まく・ぎり」が舞う・ごー」がまう。

うすぐらい (薄暗) ↓くらがり

うみ (海) *おき (本)おき。なだ・ばた・(補)りゅーごんさん。
【海水】 (本)いそみず。
【神に供える海水】 (本)しおい。
【海面】 (本)けーしょー・(補)けーしょー。
【海面の静かなこと】 (本)ぎらなぎ・ぎらばり。
【冬の朝海より立つ水蒸気】 *きり・ゆげ(一八○ぺ)ハ(補)いーか。
【海上で船と陸との間】 (本)なだ。
【沖の波と浜の波との中間の静かな所】(本)うたり。
【波打際より沖寄りの大波のゆらいでいる所】 (本)おーざや。
【波打際に近い海面】 (本)かち・けた・たか・なだ・へた。
【波打際・なぎさ】 (本)うたり・うど・えご・けた・こっぱげ・しょーぶたれ・なーざ・ぴだ。
【海岸】 *きし (本)えばた・ばた・はとさき。
【海べ・海浜】 (本)おき・おきのはま・おっぱ・かにく・きし・はますか・はまんこら・(補)すかばた・なだべり。
【広い浜】 (本)うっぱま。
【砂浜】 *すな (本)いなはま・おきのはま・す・すか・ひらはま。
【小石のころころしている浜辺】 *いし (本)はまごーら。
【磯】 (補)しま。
【海辺の崖】 *がけ (本)うた。
【浜へおりるための段】 *おりくち(一八七ぺ) (本)がけ・がんぎ。
【海辺のくぼ地】 (本)うたり・たんぽ・ふむい・やと。
【波が荒した海辺の道】 (本)わしり。
【海岸の埋立地】 (本)しんち・つきだし。
【海近くの土地】 *た (本)じかた・つばた・はまんみら。
【海沿いの高地】 (本)すか。
【海中】 (本)おんなか。
【海の深さ】 (本)たち。
【海の深い所】 *ふち (本)ごーか・(補)がんま。
【海の急に深くなっている所】 (本)おだな・かたふち・どんどう・はたくち。
【水底の傾斜面】 (本)かばち。
【海岸の浅い所と深い所との境】 (本)はぶち。
【海中の崖のふち】 (本)けた。
【波の浸蝕によって生じた洞穴】 (本)あざ。
【海底の岩穴】 *あな (本)くり。
【海底の岩と岩との間の砂地】(本)くま。
【海底】 *いわ (本)しき・したま。
【沖の海底】 (本)のま。
【遠浅になっている海岸】 *あさせ・ひかた (本)あさがり・おりんば。
【暗礁のない砂地の海】 (本)くす。
【干潮の時に現われる海底】 (本)がた。
【海底の瀬】 *す (本)すねい。
【海中の瀬で海草の少ない所】(本)とこ。
【小石の海底】 (本)がた。
【海底の泥地】 (本)がた。
【海中の砂や泥のぬるぬるしている所】(本)のろ。
【海のごみ】 *かわ・も(〇九一ぺ) (本)がす。
【防潮林】 *ぼうふうりん(二〇八ぺ) (本)しょぐね。
【海神】 (本)りゅんがん。
【海幽霊】 (本)うぐめ・ひきもーれん。
【日本海】 (本)きたまえ。

うみべ (海辺) ↓うみ

うめたてち (埋立地) (本)しんち・つきだし。

うろ (虚) ↓あな

うんも(雲母)(本)きら・(補)瀏らら・せんまいめくり・めくりいし。
【白雲母】 (四かみがらす。

おおみず (大水) ↓こうずい。

おか (丘) *だいち (本)あげ・うず・そら・つか・ひら・むらっく・むり・もり。
【小山】 *やま (補)とんぶ。
【小高い】 (本)つんぼらたかい。

おがわ (小川) ↓かわ・ほり(二〇八ぺ)

おき (沖・沖合) (本)あけら・あらけ・おみ・だいなん・でーなん・でなん・とー・となか・なだ・ぶーどうー・ぼた・(補)うーとう。
【灘・なだ】(本)とや。
【三里以上沖合の外海】 (補)たらば。
【天と海とが合して見える所】 (本)さねーし。
【沖の太陽の出る方】(補)おきのふもと。
【沖の海底】 (本)のま。

おと (音響) *かなもの(一八八ぺ)(本)おとねー。
【がたがた・ごとごと】 (本)がかもか。

おね (尾根) ↓みね

おぼれる (溺) ↓〇九八ぺ

おんど(温度)のむらなこと (補)のこぎりおんど。

かいがん (海岸) ↓うみ

かいきよう (海峡) (本)せと・みじゅ。

かいとん (開墾) ↓四]七ぺ

かいすい (海水) ↓うみ

かいてい (海底)↓うみ

かげ (陰) *かげ(一二九ぺ)・ひかげ (本)かげのこ・かげら。
【山陰】 (本)ならい。
【茂った木の蔭になっている所】  *しげる(〇七八ぺ)・さくもつ(四二六ぺ)(本)ぼら。
【岩の蔭になっている所】 (本)あぶき。
【岩や草木の蔭になっている水辺】 (本)やげ。
【川の中の岩石の蔭】 (補)がまんど。

がけ (崖・断崖) (本)あたきし・いわ・いわがんけ・いわくら・いわすかんべ・いわたき・いわまこ・うた・うつろ・うと・おてぎし・かがら・がけきし・がげくら・・がけす・がけと・がけらっぱ・がけんぼち・がっかけ・がっけ・かて・かべ・からんびし・がんくら・がんくれ・がんげ・がんけら・がんせき・きし・ぎし・きしのはら・きせ・きっておとし・きっとたて・きりぎし・くえ・くら・くらっばち・げし・こし。さー・ざき・ざっかけ・ざんかけ・しらがけ・たき・たきまっこー・だけ・どて・のげ・はけ・ばっけ・はば・はぶ・はんぷかげ・はべ・ぱんた・ひし・ひら・ひらこ・ふら・ほき・ほけ・ぼっけ・ぼら・まこ・まったき・まぶ・まま・(補)おちぎし・がけっと・がらんがえ・だけら・はけ・はんた・ぼらっけ・まま・わるばち。
【土砂などのくずれた所】 *やまくずれ (補)がらんど・かれ・がんかけ・くどれ・ざく・さくずれ・ざっこけ・ざれ・じゃく・ぞべそべ・それ・なぎ・びゃく・(補)いわくえ・まま・ままくど。
【崖が崩れる】 *くずれる(三七九ぺ)(本)つえぬけ[名]・(補)びゃく」がくむ。
【崖がゆるむ】 (補)うむ。

かけはし (棧道) ↓やまみあ

かこう (火口) (本)ほど。

かこうがん (花崗岩) ↓みかげいし

かこうこ (火口湖) ↓みずうみ

かざんばい (火山灰) *つち(本)よな。

ガス (天然瓦斯) (補)がらめき。

かすみ (霞) *きり (本)かつり・きっぴ・ちりべー。
【霞みわたる】 (本)かつれる。

かぜ (風) *なぎ (本)どんど・(補)いぶき。
【順風】 (本)しりかぜ・せこ・はらし・まとうむかじ・まふー。
【日和風】 (本)といて。
【そよ風】 (補)あらし・うすかじ。
【風のそよそよ吹く】 *くさき(〇七四ぺ)(本)さらめく・爾Ψなるい[形]。
【物の動きによって起る微風】 *あかり(一八一ぺ)・すきまかぜ(一九五ぺ)(本)あおち。
【二月の風】 (本)おにぎた。
【二月頃の疾風】 (本)しおて。
【二月十五日前後に吹く風】 (本)ねはんにしかぜ。
【三月の瓜】 (本)へばりこち。
【八月の風】 (本)あおぎた・さけおろし・(補)てぼおとし。
【九月の風】 (本)はまにし。
【十月の風】 (本)ほしのいりこち。
【旧十一月十二月の風】 (本)おーにし。
【春風】 (本)したけ。
【春から夏にかけて吹く東風南風】 (本)したけ。
【梅雨季の雨降らぬ風】 (補)しらはえ。
【梅雨半ばに吹く風】 (本)あらはえ。
【春夏の風】 (本)せたあらし・ながせかぜ・やませかぜ。
【夏の夕風】 (本)どば。
【夏の疾風】 (本)かんだち。
【夏の夕立に伴なう強風】 (補)わいた。
【秋冬の風】 (本)ひあらし。
【木枯の風】 (本)ちゅちゅかぜ。
【からっ風】 (補)かんからかぜ。
【大風】 (本)うじんまき・とりもの・(補)おにかぜ。
【大風の後に吹く反対方向の強風】 (本)へーし。
【颱風】 (本)おちかぜ・かぜのたま。
【颱風の余波】 (本)あびき。
【暴風】 *あめ (本)ほっこーかぜ・(補)とんこかぜ。
【俄かに吹いて来る北の暴風】 (本)おちきた。
【突風】 (本)おとし・かまき・しまけ・へーし・わいた・(補)したぎ。
【雨と共に来る風】 (本)おちかぜ。
【風の吹いて来る】 (補)おちる。
【風が勢を加える】 (本)しこる。
【風が激しい】 (補)かぞーさん。
【吹き乱れる】 (本)したむ。
【風が強く吹いてやかましい】(本)おーかましい。
【風などの盛りを過ぎたさま】*あめ(本)おろい匯。
【風が止む】 (本)とえる。
【風の吹き当る所】 *こうち(本)さっつけ。
【風下】 (本)はでぃっさら。
【風の吹きぐあい】(本)かざくち。
【風の定まらぬこと】(本)ろんぎ。
【風の方向の変る】(本)かわせる。
【湖上の風】 (本)ねわたし。
【山から吹きおろす強風】(本)おとし。
【山手から来る風】(本)きただし。
【陸地から沖へ吹く強風】(本)おやのかぜ。だし・(補)だし。
【海上より来る風】(補)うかえし・おきひえ。
【陸からと海からの風が吹き合って凪の如く後に時化となろ風】(補)よいちかぜ。
【東風】 (本)あゆのかぜ・うのせ・おき・おきあげ・くち・くちぶち・こいのかぜ・ここち・こち・こちかぜ・したけ・しもーさごち・しもかぜ・だし・つなみかぜ・ならい・ばんどーたろー・ひばりこち・ひらなりゃー・まえかぜ・やませ・やませかぜ・(補)あまかぜ・いなさ・うらかぜ・くちぶち・こち・なしかぜ・なみかぜ・まこし。
【北寄りの東風】 (本)よいち。
【春から秋まで朝吹く弱東風】 (補)あらし。
【春の東風】 (本)うめごち。
【春の東風の吹く日】(本)かつおびより。
【三月頃の東風】 (本)さくらこち。
【四五月頃の東風】 (本)さわらこち。
【四月八日に吹く東風】 (本)とーぜんぼー。
【五月の東風】 (本)しょーぶこち。
【六月中旬の東風】 (本)ぼんこち。
【十月頃の東風】 (本)めくらこち。
【南東風】 (本)いなさ・おきあげ・おしゃばえ・かしげ・くだりやませ・くにばい・しかた・たかごち・だし・つなみかぜ・ひかた・やませ・ゆーずがやし・(補)いなさ・こち・さながし・たかまじ・はなかぜ・はまそい・よいち。
【三四月の南東の強風】(本)なたねづゆ。
【四五月の南東の強風】 (本)たけのこづゆ。
【沖が南東風で近海が北風の時】 (補)どぶ。
【南風】 (本)うまばえ・おき・おくれまじ・きぜ・くだり・さがり・さがりかぜ・じくだり・したけ・だし・ちくだり・つなみかぜ・はえ・はえのかぜ・はやのかぜ・ふえー・まえかぜ・まじ・まぜ・まぜもと・やまじ・やませ。(補)いりかぜ・ふえーかじ・そら・ながし・ふじおろし・まぜ・わかぜ・わて。
【大雨を伴う南の強風】 (本)たまかぜ
【晴天の南風】 (補)しろはえ。
【暖かな南風】 (補)よーず。
【初春の南風】 (本)はなまじ・ぼやぼやみなみ。
【春の暖かい南風】 (本)よーず・よーずのかぜ(よーず)。
【梅雨前に吹く湿気の多い南風】 (本)しゅたらべー。
【梅雨頃の南風】 (本)くろはえ・(補)くろはえ。
【梅雨のあがりかける頃に吹く南風】
(本)くるべー・しらはえ。
【夏の南風】 (本)ながし・(補)さきかぜ。
【冬の南風】 (本)ひあらせ。
【旧三月土用少し前から吹く南風】 (本)あぶらまじ。
【四月のよい日和に吹く南風】 (本)おぼせ。
【五月の南風】 (本)あらはえ・ながし。
【旧六月の南風】 (本)しらはえ・(補)しろはえ。
【旧六月末の南風】 (本)おくれまじ。
【旧七月の南風】 (本)おくりまぜ。
【南西風】 (本)あなじ・おーかわのぼせ・こやま・しかた・したかぜ・どーこし・とさ・ながし・ならい・はえ・ひかた・ふじかぜ(ふじみなみ)・ふじにし(ふじみなみ)・ふじみなみ・やまじ・やませ・(補)さかみなみ・しもにし・たかまじ・はえぶき・はがち。ふじおろし・ふじかた・ふじみなみ・まじにし。
【二三月頃の晴天の南西風】 (本)しかのつのおとし。
【初夏の南々西風】 (本)あぶらまぜ。
【西南西風】 (本)こーやま。
【南から西へ廻る風】(補)さが。
【西風】 (本)あげ・あさまつ・おとこかぜ・さるかぜ・しかた・とこかぜ・(補)さきかぜ・だし。
【強い西風】 (本)おーにし・やた・(補)やた。
【二月頃の強西風】(本)かいよせ。
【三月頃の西風】 (本)いわおこし。
【十月頃の強西風】 (本)かみわたし。
【南風をはらう西風】 緬かやし。
【春の西風】 (本)いわげ。
【梅雨後の西風】 (補)しらはえ。
【夏土用中の西風】 (本)さにし。
【夏の土用過ぎ頃からの西風】 (本)といて。
【冬の強い西風】 (本)うどにし。
【北西風】 (本)あなじ・あなぜ・かーむらにし・くろぎた・しかま・しもにし・だし・たばかぜ・たまかぜ・なかにし・ならい・はがち・べっとー・まかた・よりけ・(補)さが・さがならい・なかにし・べっとー・やまきた。
【西北西風】(本)さんかち。
【北風】 (本)おきあげ・きただし・きたなみ・くだり・こち・ならい・にし・ひとつあゆ・まにし・やまえだ・やまならい・(補)あかんぼならい・きたっぽ・だしかぜ。ならい・はがち。
【土用中の北風】 (本)どよーあい。
【初秋の北風】 (本)あおぎた。
【旧六月の中旬に三日ばかり吹く強い北風】 (本)さにし。
【八月の北風】 (本)あおぎた。
【初め雨降り後晴れる旧八月の北風】(本)かりわたし。
【旧十月頃の北風又北西風】 (本)かみわたし。
【北東風】 (本)あいのかぜ・かんだち・きたもち・じあゆ・どくならい・とらこち・ならい・べっとー・まあい・まあゆ・もーぎ・やすあい・やまじ・やませ・(補)しもーさごち・しもーさならえ・ひやこち。
【北東の強風】 (本)おーべっとー・わいた。
【春の雪消えの頃に昼頃から吹く北東の寒風】 (本)とーせんぼー。
【旧六月土用の半ば過ぎから吹く北東風】(本)ごさい○
【旧十月中旬の北東風】 (本)ほしのでいり。
【北々東風】 (本)さけこち。

かみて (上手) ↓かみて(二五四ぺ)・かわ

かみなり (雷・雷鳴) (本)おーかみ・おかだち・おかみ・おかんだち・おなり・かだち・かみ・かんだち・がんだれ・ぎょーてん・しぐれ・でーめき・ととさま・とどこさま・どどう・どうがみさま・どうだ・どろどろ・どうんさま・どんどがみ・どんどう・どんどうけ・どんどんさん(児)・ならし・なりかみ・なるかみ・はたがみ・よだち・(補)かみたち・かんだち・ごろすけ・よーだち。
【雷模様】 *あめ (本)かだち。
【晴天の雷鳴】 (本)からかみなり。
【冬雪の降る前に鳴る雷】 (本)ゆきおこし。
【十一月末から海上にひびく雷】 (本)ぶりおこし。
【雷の落ちる】 (本)あまる・おとがえる・とける。
【雷鳴の時の唱え言】 (補)くわーぎぬしちゃ。

かやく(火薬)(本)どぐすり。

かるいし (軽石) (本)うきいし・がいし・かなくそ・からいし・かるがまいし・がねいし。

かわ(川) *うみ・たに(本)かーら・かわら・ごー・こーら・(補)かーら。
【小川】 (本)えがわ・さーや・さど・せー・ながれがわ・(補)いがわ・さーや。
【雨などの時だけ水の流れる川】 (本)かーら・」さわ。
【川の合流点】 (本)ごー・ちがい・であい・・どー・どあい・どやい・どんど・まいこみ・みちわかれ・(補)おちあい。
【川の分岐点】 (本)まち・みちあえ。
【細い支流】(本)こど。
【川の下流】(本)しと。
【川の上流】(本)うら・かっっ・かまち。
【上流地方】*かみて(二五四ぺ)(本)かっち・そら。
【川上の奥の方】(本)いり。
【川上にある家】(本)すずが。
【川の入りこんだ場所】 *いりえ (本)いんま。
【河流の中央部】 *みお (本)みと。
【流れの急に曲っている所】 (本)かいまがり。
【河の瀬をせき止めて他の方へ流す】(補)せぶす。
【川の水の落ちる所】 *せき 嚼かわのどどみき・だんだき。
【川の水の音】 (本)がーがー。
【流れの急な所・急流】 (本)あら・さかおとし・さかみず・すずれ・だー・どんど・(補)たき・たっぼ・はらたて。
【流れの急な】 (本)きつい。
【川水をせくため木を組み石を積んだもの】 *つつみ (本)うし。
【砂防用や流勢をそぐための杭】 *くい (本)がんぎ。
【川の杭などに溜っているごみ】 *うみ・こうずい・ごみ(一九二ぺ)(本)ごんもく。
【川に流れろ芥】 (本)あず。
【池や川の沈澱物】 (本)いごみ。
【水辺に寄る木片や塵芥】 *ながれぎ(本)ごもく。
【潮の関係で川の水が高低すること】(本)いびき。
【水かさを増す】(本)うたえる・(補)いかばる。
【水流の乏しいこと】 (本)ちょろい[形]・(補)せうせうみず。
【川の水などのかれる】 (本)かてる。
【川底】 (本)しき。
【水底の傾斜面】 *ふち (本)かばち。
【淵が早瀬に変る所】 (本)おちこみ。
【川瀬の急な深み】 (本)ざっか。
【早瀬】 (本)おーせ・(補)かわのざざ。
【水が瀬となって流れる】 (本)せぎる。
【河原】(本)こーら・ごーら・しらす。
【川辺の石地】 (本)ごーつ。
【川辺の砂地】 (本)すっから。
【川岸】 *音し (本)あげら・おきばた・かわのね・かわんへら・がんぎ・ぎし・げし・ばた・はま・ゆーらばた。
【川岸の崖】 *がけ (本)はぶ。
【川岸の湾入した所】 (本)あぜ。
【川岸の水に浸り易い辺】 (本)がた。
【川岸の水溜】 (本)えで。
【岩や木の蔭になっている水辺】 *いわ (本)やげ。
【川の両岸の雑木などを切払うこと】(本)うとぎり。
【川の中洲】 *す (本)こばら・すか・なかぜ。
【合流点に堆積した土砂】(本)おんだし。
【川の濁水によって溜った沃土】 (補)いーふ。
【沖積土】 *どう (本)です。
【沖積土による田園】 (補)しま。
【川端の低地に出来た耕地】 (補)しま
【川沿の地】 (本)すか。
【大川に面した傾斜地】 (本)かわおち。
【川に沿った高い地】 (補)すか
【川へのおり口】 *うみ (本)こーど。
【山手の方に対して川手の方の称】 (本)おき。
【川の中にある石】 (本)なかいそ。
【浅い川のとび石】 *とびいし(二〇〇ぺ)(本)いしとび。
【小流の橋のない所】 *あるく(三二八ぺ)(本)はねっと。
【川止め】 *こうずい (本)そじ。
【川の水が増して登校できないこと】 (補)かわささえ。

かん (寒) ↓かん(四五四ぺ)・さむい

かんき (寒気) ↓さむい

がんしょう (岩礁) ↓いわ

かんそう (乾燥) ↓しっけ・かわく(三七七ぺ)

かんたくち (干拓地) (補)からみ。

かんちょう (干潮) ↓しお

かんばつ (旱魃)↓ひでり

きこう (気候) (本)はだもち。
【春秋の気候の変りめ】 (本)くさたて。

きし (岸) *あな・うみ・かわ (本)がけ・かせ・きしげ・せと・どんだ・(補)きしかけ。
【護岸工事】 (本)からみ。
【護岩石崖】 *いしがけ(一八三ぺ) (本)がんぎ。
【川端の石崖】 (本)なんご。

きた (北) ↓ほうがく

きつねのよめいり (日照雨) ↓あめ

きゅうりゅう (急流) ↓かわ

きり (霧)(本)なご・ほけ・まんぼー・(補)くり。
【海の霧】 *うみ (本)がす。
【雨後の谷間から昇る霧】(本)きりあし。
【霧の為にかすむ】 *かすみ (本)かすれる。

きりあめ (霧雨) ↓あめ

きりどおし (切通) (本)ほりきり。
【両側が高くて切込んでいる道】 (本)うど。
【木が茂って昼でも暗い切通しなど】(本)ぼら。

ぎん (銀) *かなもの(一八八ぺ)(補)なんじゃ。

くい (杭) (本)いんぎ・いんぐい・うず・かせ・かっくい・きぼっくい・くぎぞー・くぎぼー。くねんぼ・つくし・どんぐ・ぶき・ふぐし・ぶんこい・(補)いぐい・くね。
【川岸に立てた杭】 *かわ(本)ゆぐい。
【乱杭】 (本)がんぎ・つくぎ。
【杭の長いもの】 (本)びっそ。

くさはら (草原) (本)くさばやし・こーげ・ひば。
【山裾の草原】 (本)おばね・かえり・かり。
【山上の草地】 (補)たいろ・ちゃーろ。
【山梁近くにある草地】 (本)はみ。

くさむら (草叢) *はやし (本)うぐるつしょ・うどす・おどさ・がさ・かさくたわら・がさっばら・がさっぽ・がさやぶ・がしやぐろ・かやんば・くさご・くさなか・くさぶか・くさぼこ・くさよあ・くさんぼか・くさんぼろ・ぐる・ぐるっしょ・こえやま・ごーや・こそ・こそはら・ごろ・そーれー。どや・どやぐろ・ぶーろ・ぼーてん。ぼーれん・ぼそろ・もだ・やずか・やぶごっそ・やぶろ・やぼくら・わら・(補)がさわら・くさぼけ・ぐうた。ずるくど・のんばー。

くずれる (崩) ↓くずれる(三七九ぺ)・がけ・やまくずれ

くぼち (窪地) *あな (本)うどこ・えご・おちこみ・くぼそこ・くぼたまり・こもり・さくり・さこ・たんぼ・つぼき・ひどっこ・わだ・(補)どんぶり・へこったまり。
【長い窪地】*たに(本)さく・さくり。
【山の窪地】 (本)えご・わだ。
【山腹の窪地】 (本)ひど。
【くぼんだ所】 *くぼみ(三七九ぺ) (本)つぷっくりん・ひごだめ。

くも 【雲】 (本)えき。
【雨雲】 (本)いりくも・きしぐも・しらた・(補)きしぐも・みずまさ。
【雷雨をもたらす黒雲】 (補)たつかんくも。
【夏の雲】 (本)いたちぐも・しなのたろー・きしぐも・たんばたろー・ばんどーたろー・ひこたろー。
【入道雲】 (本)いかとりぐも・いわぐも・いわたてぐも・うまんかた・かぜぐも・かんだちぐも・くろたちぐも・たかたろー・たちぐも・つーくむ・におぐも・みねのくも・よだちぐも・わたぐも・騨えどぐも・おきのじろー・こーやたろー・たこにゅーどー・たつか・たんばたろー。
【旗雲】 (本)たちぐも。
【うろこ雲】 (本)ひつじぐも・みずかさぐも・みずまさ・(補)かしかみぞら・こけノらぐも。
【暁方に東方に浮かぶ黒雲】 (補)ねた。
【南西の雲】 (本)しらたぐも。
【東から来る雲】 (補)くだりくも。
【東へ行く雲】 (補)でぐも。
【西から来る雲】 (補)かえりくも。
【西へ行く雲】(本)いりくち・(補)のぼりぐも。

くもる (曇) ↓てんき

くらがり (暗・闇) (本)くらさま・くらすま・くらすみ・くらとめ・やんぐらすん・(補)くらみ。
【やみ夜】 (本)ゆあみ。
【薄暗い】 *ゆうがた(四〇七ぺ)(本)うどぐらい・ほったらぐらえ。
【日没頃の薄暗いさま】 (本)まくまく。

くろしお (黒潮) ↓しお

けいしゃ (傾斜) *さか (本)さーしー・のり・(補)のせ。
【傾斜する】 *かたむく(三七七ぺ) (本)さかずる。
【傾斜地】  *やま・はたけ(四四〇ペ) (本)うーべら・うね・かーじ・かたがり・ぎんば・ぎんばち・こびゃー・さがっびら・さかひら・さがんぼち・そわ・でら・どて・なばえ・のへら・のめ・はやし・ひったら・ひら・へら・よこひら・(補)さがっぱ・ひらま。
【利用の出来ない山坂】 (本)さかりば。
【急傾斜】 (本)きったて。
【急傾斜地】 (本)ずり・はうち・はぶ・はべ・まま。
【山の急傾斜地】 (本)かて・そぺったれ・そんびら・たき・ぶち。
【緩傾斜】 (本)ぞぺ。
【緩傾斜地】 (本)どーけ・のろみ・ひらみ。
【傾斜のゆるい】 (本)なるい。
【北側の傾斜面】*つつみ(本)かげひら。
【大川に面した傾斜地】 (本)かわおち。
【水底の傾斜面】 (本)かばち。

けいりゅう (溪流) ↓たに

げし(夏至) ↓四五五ペ

けしき(景色) ↓ちょうぼう

げすい(下水) ↓一九〇ペ

げっしょく(月蝕) (本)おわずらい。

けむり(煙) ↓一九〇ペ

けわしい(険) *けいしゃ・さか (本)きぶい・さがしい・たつろい・まぶい。
【険阻】 (本)ぎじ・きっそ・やわら。
【険しい地】 (本)がんがら・まっか・(補)ばーる

げんぶがん(玄武岩) ↓いし

こうがい(郊外) (本)あらけ。

こうげん(高原) ↓こうち・はら

こうざん(鉱山)の工夫 (補)かなこ。
【礦坑】 *かやく (本)まぶ。


こうずい (洪水) (本)あげみず・いかり・おーそら・おーだいふ・おーどら・おーまんすい・かーまし・かわまし・みずあがり・みずつき・やまだし。
【急に襲来する洪水】(本)てっぼーみず。
【洪水で出来た深い池】(補)おーっぽり。
【洪水になる】 (本)かわ」がでる。
【大雨で山崩れとなり出水する】 (補)ほら」がでる。
【水が増す】 (本)いかまる・いかる・うかいる・おごる・みずがつく。
【洪水などで水がいっぱいになる】 (補)いっそー」になる。
【川などのあふれる】 *あふれる(一八二ぺ)(本)のまえる。
【洪水の時に地上や床の上にたまった塵芥】 (本)はなこみ。

こうち(高地) *おか・たかい(三八九ぺ)(本)だい・はなわ・(補)でっぴょー。
【小高い所にある平地】 *はたけ(四四〇ぺ)(補)だな。
【風当りの強い高い所】 龠すじばな。

こおり (氷) (本)いたがね・いてがね・がれ・かんくり・かんこーり・かんぱち・げんろく・こごり・こんごり・しが・しがま・しみ・しもがね・しもぐい・しん・しんぐり・すが・ばん。
【水面に張った氷】 (本)いて・しが・(補)たっぺー。
【薄氷】 (本)がさ・がす・ざえ・ざや・しみ・(補)しが。
【厚い氷】 (補)あおざえ。
【水中に浮流する氷】 (本)ざい・ざえ・しが・ぜー。
【道などの一面の氷】 (本)たっぺ。
【水蒸気が樹枝に凝結したもの】 (本)きなご・きばな・さい・しが・なご・なりしろ。

こうりゅうてん(合流点)↓かわ・たに

こおる(凍) (本)いてる・かんじる・こごなる・こごる・しびる・しみる・(補)いてる。
【土地の凍る】 *じめん (補),いてる。

こかげ (樹蔭) ↓ひかげ

こくう (虚空) ↓そら

こくようせき (黒曜石) (本)からすのまくら・ほしくそ。

こげる(焦)↓一九一ぺ

ここえる (凍) ↓さむい

こさめ (小雨) ↓あめ

こだかい (小高) (本)つんぼらたかい。

こだま (木霊) (本)あまのじゃく・あまんじゃく・こびき・やまなり・やまのこぞー・やまひびき・やまんぼ。

こはく (琥珀) (本)くんのこ。

ごみ (塵-芥) ↓ごみ(一九二ぺ)・うみ・かあ・こうずい

さか (坂) *けいしゃ・とうげ (本)がんぎ・がんど・こべり・さがしいとこ・はんたみてぃ・ぴさ・ひらこ・へら。
【急坂】(本)えっさか・まっか・(補)さがっぺら・たてち。
【爪先登り】 (補)このぼり。
【坂道がけわしい】 *けわしい (本)きつい・くどい。
【坂道の登り口】 (本)きかじり。
【下り坂】(本)とー。

さき (崎『)(本)おざき・おばな・すのはな・でと・でど・とっぱな・とんささ・はな・(補)でっぱな・はなっと・ひょーさき。

さきゆう(砂丘)(本)かんま・すか・すなぐろ。
【砂丘が移動する時障害物に当って生ずる溝】 (本)すりばち。

さむい (寒) (本)ふいさん・(補)ふいーさん・ひやか。
【非常に寒い・冷える】 (本)いてる・かーこじける・かんじる・しばれる・すくれる・(補)しみる。
【肌寒い】 (本)ししらさむい。
【肌寒く感じる】 (補)すこすこ」する。
【曇って寒い】 (本)しわつけない。
【少し寒い】 (補)こっさみ。
【寒さのにぶい】 (補)にすい。
【寒さがきびしい】(本)寒さが「きつい。
【寒気肌をさす】 (本)しがらしか[形]。
【非常な寒さ】(本)くろじみ・ごーかん。
【寒い感じ】 (本)しわかわ・ぞもぞも。
【秋冷】 (本)みがん。
【俄かに秋冷を覚えること】 (本)かんおち。
【晩秋初冬の頃俄かに強い寒気の襲って来ること】 (本)てずつおどし。
【寒い時節】 (本)かんやい。
【冬の寒い最中】 (補)こかんのとー。
【寒がる】 (本)かじくなる・こじける・(補)じかずく。
【寒がり者】 (本)かがえぼー・ががじゅ・かじかじぼー・かじくれ・かじけ・かじげたら・かすけ・かまけご・こちけだら・しけた・すくれ・ぶしょーもん・ふよーたろー・ほだれ。
【寒さにいじける】 (本)かがやく・かじくる。
【寒さにひるむ】 (本)かすける・かまける。
【寒さにふるえる】 (本)うずぶれる。
【寒くてふるえるさま】 (本)ざわざわ。
【寒そうに震えて立っていること】 (本)そそらだち。
【寒そうにしている】 (補)つーげる。
【寒がっているさま】 (本)わくわく。
【衣服の寒そうなさま】 (本)うそうそ。
【寒そうな顔つき】 (補)すーけっつら。
【寒さに冷えこむ】 (本)そりうつ。
【凍える】 *かじかむ(〇九九ぺ)(本)こちける・こぼえる・つっかげる・(補)くふわゆん。
【凍えて感覚を失うこと】(本)かんにゃ。
【寒さで歯がしみる】 (本)すびく。
【霜のための寒さから腹痛を起すこと】(本)しもばら。
【寒さで手足が刺すように痛む】 (本)すびく。
【寒くて赤くなった手のさま】 (補)ほーずき」のよう。
【立働いて温くなること】 (補)しくちわたいり。

さわ (沢) ↓しっち・ぬま

されこうべ (髑髏) ↓あたま(〇九五ぺ)

さんちょう (山頂) *みね。ちょうじょう(三九一ぺ)(本)あて・おーそね・おーどね・おーね・おーぼつ・おかっぱち・おどー・おばね・かっち・くもすき・ずき・ずく・すってんこ・だい・だま・ちょんぼり・つざ・つじ・つんだ・つんぶり・てっかち・てっこつ・てっぴ・てんかつじ・てんがり・てんこつ・てんごーら(中欄)・てんそこ・てんぺ・てんみね・とー・とっけん、・とっぴね・とっびん・とっぺー・とみね・とんかしら・とんがり・とんぎょ・とんけん・とんぺん・まっつじ・やまのつじ・(補)おね・さんずく・てっぷくら・てんじょ・てんずく・てんどこだい・とつぶ・とんつぶり。とんぼくれ・のろ・ぼっち。
【山頂の窪み】(本)くぼ。
【高山の絶頂に近い所】(本)うれ。

さんばし (棧橋) (本)がんぎ・(補)かけだし。

さんふく (山腹) ↓やま

さんろく (山麓)↓ふもと

しお (潮) (本)いた(古言)。
【赤潮】 (本)きさりじお・くさりじお。
【黒潮】 (本)みさきのしお。
【満潮】 (本)いっぱいにち・がんぶり・きしお・ぐんばい・こみしお・しおいっぱい・しおごみ・しおだて・しぶくり。ずばい・たたえ・たて・だんぶつ・(補)ずばい・にちしょ。
【満潮の時】 (本)しおもち。
【潮が満ちる】 (本)にしこむ・にしる・ねじる・ねる・(補)にちる・にる。
【潮の満ち始め】 (本)こみしお・さしこみ・しおさい・ひよりがえし。
【潮の満ち始めに潮流の浪立つこと】(本)しよざい。
【その日の最も潮の満ちた時】 (本)まふくみ。
【満潮の最高点】 (本)あらかさ。
【満潮で潮が一進一退する】(本)いかる。
【満ちつくして引き始める潮】 (補)なからにち。
【干潮】 (本)いにじお・おり・さげ・しおがれ・しよび・そこり・っめしお・とどい・ひおち・ひがれ・ぴーすー(六八三ぺ)・ひずまり・ひそこ・ひだり・ひつまり・ひより・ひり・まはり・まひゃーり・(補)あわだち・さげしお。
【大潮の頃の干潮】 (補)そこり。
【潮がひく】 (本)さげる・そこる。
【干潮の始まる時】 (本)おりかえし。
【潮の最も干た時】 (本)からっぴ・しよび・そこり・ひそこり・ひっぽし・ひどうみ・まっそこり。
【海の最も干る】(本)やまかーらにひる。
【その日の最も潮のひいた時】 (本)まっさり。
【干潮となりきって満ち始める前の潮合】 (本)わり。
【干潮となりきってから満ち始める潮】(補)なからび。
【満干の間】 (本)しおんこわり。
【満干湖の極点で潮が一時動かなくなること】 (本)とろみ・とろむ國。
【二潮流が出合って潮の停滞している所】 *みず (本)ないば。
【東から西へ流れる潮】 (補)わしお。
【西から東へ流れる潮】(本)ましお・(補)かしまじお。
【南から北へ流れる潮】 (補)ましお。
【北から南へ流れる潮】 (補)さかしお。
【陸の方から沖へ流れる潮】 (本)はねしお。
【潮と風の方向が一致して潮が浜から遠ざかるような流れ方をすること】(本) くだり。
【岸に沿って流れる早潮】 (本)わいた。
【潮合】 (本)とどみ・ひどこ。
【潮目】 (本)しおざい。
【舟に逆って流れる潮】 (本)むきしお。
【入江などの波の強い時に寄せたり引いたりする水流】 (本)あびき。
【潮水の急に満ちたり干たりする流れ】 (本)よた。
【潮の干満によって川の水の高低すること】 (本)いびき。

しがらみ (柵) (本)からみ。

しぐれ (時雨) ↓あめ

しけ(時化)の時に沖で舞う鳥 (本)こちょー。

しげみ (茂)↓しげる(〇七八ぺ)

じしゃく (磁石) (本)ひーつけ・ほーだて。

じしん (地震) (本)ない・なえ・ねー・ゆり・(補)じゅり・ない・ねー・りくれ。
【地震の余波】 (本)あびき。
【地震がする】 (本)地震が「いる・のんのめぐ。
【地震の時の唱え言】 (本)きょーつかきょーつか。

しずく (雫) ↓ゆき・あまだれ(一八二ぺ)・き(〇七三ぺ)

じすべリ 【地辷】 (補)ねーっぴ−。

しぜん (自然) ↓てんねん

しぜんどう (自然銅) (本)かねいし・ささき・ますいし・やまのかみのぜに。

しっけ(湿気)の無い所 *しめる(三八五ぺ)(本)はっきま。

しっち (湿地) *ぬま (本)あーら・あわら・うたり・おぎ・おく・おんじ・ぐて・さーや・さこ・さわっぼら・じかじか・じくじくばやし・じくて・じくわら・しけま・したりじー・じっくわり・じっくいわら・じっけ・しっけま・しったまり・じったんぼ・しどうしのと・しびったり・しぶたれ㌃じみったれ・しめっぽ・じりくみ・じわ、、いとこ・すわ・そーた・たい・だぶ・どっぷいわら・,にだ・ふけ・むた・めんぼ・や・やち・やちわら・やわら・(補)あくそ・あくた(あくそ)・しかじかめ・しったれ。

しばふ (芝生) ↓一九四ぺ

しぶき (飛沫)(本)したき・しゃぼち・ちりぶり・とっばね・とばしる・とびしやりー。
【波のしぶき】 (本)さーけ。
【大風による海上の飛沫】 (本)しまぎ。

しま(島)と島とが近くついていること (補)つがい。

しみず (清水) *いずみ (本)しず・ねしず・(補)でしみず・ぼくぼく。

じめん (地面) (本)じずか・じだ・じだんばら・つちだ・つちべた・つちみざ・どべた・どうべた・ぺとんじゃ・もと・(補)ぢーだ・じど・じどっこ(じど)・ずぺた・つちっびら・つちびった・どじぺた・みざ・みじゃ。
【大地】 *とち (本)うふじだ。
【平坦な地面】 *みち(二七九ぺ)(本)とこ。
【土地の平らでないこと】 *でこぼこ (三九三ぺ)(本)ふろく。
【凍った地面】 *ゆを (本)しみから。
【地面の凍って滑るところ】 (本)なめ。
【地面の凍ったのが日中に溶けること】 (本)さえどけ。
【地面がめりこむ】 (本)べる。
【木片等で地面に劃した筋】 *すじ(三八七ぺ)(本)じみ。

しも (霜) (補)しもぐり。
【降りた霜のすぐ消えること】 (本)しもおれ。
【霜の翌朝の冷えて曇る】 (本)しもぶくれる。
【大霜の後の雨】 (本)しもぎやし。

しもばしら (霜柱) (本)うったつ・おりき・こーりばしら・さっペー・ざらんごーり・しが・しがばしら・しみ・しもあし・しもざや・しもだけ・しゃっペー・すがばしら・せんぼんごーり・たちこーり・たっぺ・っずら・(補)いでばしら・たっぺー。

しゃめん (斜面) ↓けいしゃ

じゃり (砂利) ↓いし・りち

しゅうれい(秋冷)↓さむい

じゅひょう(樹氷)↓こおり

しゅんかん(春寒)↓かん(四五四ぺ)

じゅんぷう(順風)↓かぜ

しょうにゅうどう (鐘乳洞)(本)かなちあな。

しんきろう (鬣気楼) (本)きつねのもり・きつねまつばら。

しんちゅう (真鋳) (本)きがじゅ。

す (洲) *うみ・かわ (本)しか・しるはま・すなぞわい・ゆーに・ゆに。
【舟が坐洲する】 (本)せさげる。

すいぎん (水銀) (本)どろどろがね・みじんがに・みずがね。

すいげんち (水源地) (本)かっちさわ・せき・ぶっとめ。
【水源】 (本)といもと。

すいしょう (水晶) (補)ろっぽーせき。
【白水晶・白石英】 (本)やまのかみのたがね。

すいじょうき (水蒸気) ↓うみ・こおり・ゆげ(一八○ぺ)

すいてい (水底) ↓うみ・かわ

すいへん (水辺) ↓うみ・かわ

すいもん (水門) *せき (本)こま・すいど・どー・ばど・はめ・ひの・ろー。
【堤防の水門】 (本)いび。
【灌漑用水の水門】 (本)さぶた。
【水門の両端の水どめ】 (本)はさみ。

すず (錫) (本)しろかね。

すずしい (凉) (本)ふいらがん・(補)すいださん。

すその (裾野) ↓ふもと

すな (砂) *つち (本)いのー。
【細かい砂】 (本)こめすな・まなご・(補)きぬまなご・すくも・にご・まなごずな。
【砂鉄のまじっている細かい砂】 (本)かんなどべ。
【乾いた砂】 (本)いなご。
【浜の砂】 (本)いなご。

すなち (砂堀) (本)がーらばち・かのく・すか・すっから。
【山などの極く細かい砂の層】 (本)きりす。
【砂原】 (補)すのー。

すなはま (砂浜) ↓うみ

すなぼこり (砂埃) ↓つちぼこり

せ (瀬) ↓あさせ・うみ・かわ

せいてん (晴天) ↓てんき

ぜき (堰) *すいもん (本)いぐち・いぜ・かっとり・ざく・ざざ・さど・せしげ・どー・どど・どどめき・どよ・どん、ど・・どんどこ・どんどん・ぼか。
【大堰】 (本)おいで。
【堰堤】 (本)えでぶくろ。
【水を堰き止める所】 (本)ゆで・(補)いば。
【井堰・あらい堰】 (本)いけ・いで。いね・いび。
【井堰の土止めの丸太】 (本)おものい。
【川筋に土手をつくって水をとめること】 (本)えー。
【堀や溝を堰き止めて落ちる水】 *たき (補)じゃか。
【水の溜り満ちる】 *かわ(補)つばむ。

せきたん(石炭)(本)あぶらいし・いし・いしずみ・いわき・いわずみ・うじ・うに・がら・こえだ・こえら・ごへーだ・こへら・なまいし・なまずみ・はいし・もえいし。
【亜炭】 (本)いわき・かわぎ・もくたん。
【泥炭】 (本)さるけ・やちまぐそ。

せきゆ(石油)(本)くそーず・せきたん・せきたんあぶら・せきたんゆー・らんぷあぶら。
【石油罐】 (本)えりき・せきたんがら・(補)らんぷくわん。

せっかいがん (石灰岩) (補)あくいわ。

ぜっちょう (絶頂) ↓さんちょう

ぜっぺき  (絶壁) ↓がけ

せんてつ (銑鉄) (本)ぞく・(補)なべがね。

せんぶう (旋風) ↓つむじかぜ

ぞうきばやし (雑木林) ↓はやし

ぞうすい (増水) ↓こうずい

そら (空) *てん (本)くも・くものはら・ちゅー・てんじく・てんじょー・てんと。
【青そら】 (本)あおぐも。
【空高く】 (本)とやくもに。

そらもよう (空模様) ↓てんき

だいち(台地) *こうち (本)でーら・はる。
【高台地方】 (本)のがた。

だいち (大地) ↓じめん

たいふう (颱風) ↓かぜ

たいよう (太陽) (本)あたさん・あとてーさま・あなたさま・おてだ・こんにちさま・ちんだ・てーだ・てだ・ていら・とだいさま・とどこさま・vにちりんさん・にってんさま・にょらいさま・ひごーさま・ひもと・もったいさん・(補)おっさま・おひさん・ていーだ・てんび・にってんさん・ひやし。
【太陽に直接さらすこと】*かぶる(一二九ぺ)(本)てんからぼし・てんこぼし・てんとぼし・(補)やんてんぼし。
【炎天で日にあたる感じ】(本)いらいら。
【直射する】 *ひなた(本)まっちゃす。
【太陽が少しの間さすこと】 (本)ちゃっかり[副]
【日光が雲に反映した光彩】 *ゆうやけ (本)さるっぴ。
【太陽の明り】 (本)おーあかり。
【日の照るさま】 (本)しかしか・てかてか。
【照り輝く】 (補)ていらちゃがゆん。
【日が弱くなる】 (補)てりよわる。
【日が高くなる】 (本)ひだける。
【日が沈む】 *ゆうひ (補)ひ」がはずる。
【日没】  *ゆうがた (四〇七ぺ) (本)ひのいりもと・(補)おひのり・ひはずり。

たかだい (高台) ↓だいち・ちょうぼう

たき(滝)(本)うちみじ・うてみず・さーら・たる・たろ・とどろ・とどるち(五九七ぺ中)・とうびみじ。

たきつぼ (滝壺) *かわ (本)かま・たび・どどめき・どどんびき・どんす。

たけやぶ (竹藪) ↓やぶ

たつまき(龍卷)↓つむじかぜ

たに(谷) *しっち・ていち (本)こーら・さく・さくり・さこ・さわ・たお・たんや・とー・どたね・はーらどー・ばり・ふあたびし・ほこら。また・やつ・やと・やます・やまだう・やまのどんざ・(補)さく。
【大きな谷】 (補)ほら。
【小さな谷】 (本)えご。さご・(補)さご・めぞ。
【支谷】 (本)えき・こだに。
【谷間】 (本)くぼ・ごーろ・さわっぼら・ほら・やつあい・やまげと・わみ・(補)さわっぼら。
【谷間の平地】 (本)かいつ。
【谷の奥】 (本)いりやま・せき・(補)さあぼら。
【甚だしい僻地の谷間】 (本)すっぽこだに。
【谷間の狭くなった所】 (本)せこんど・せと。
【山間の深い谷】 (本)笥
【狭くて深い谷】 (本)うど。
【谷の行きづまりになっている所】 (本)さこ・(補)ほら。
【水のない谷】 (本)ぎd・さごや・どー・ほら。
【谷の水のない所】 (本)ずく。
【水のある谷】 (本)うと・さこ・さこやのたに・嵩・やつ・よどめ。
【谷川】 (本)ごーとー・さわ。
【溪谷が段階をなしていて雨の時に滝となる所】 (本)たる。
【谷から本流へ入る所】 (本)どば。
【谷の合流点】 (本)であい。
【山の谷川の水】 (本)やませ。
【氾濫した谷水】 (本)やみず。
【谷地のぬかる所】 (補)どふらめき。
【谷川に沿つた細道】 (本)かれ。

だんがい (断崖) ↓がけ

たんこう(炭坑)(本)いっしゃま。

ちせい (地勢・地形) (補)じろく。
【田畑道路の片側の山や堤防が押し出している所】 (本)かぶら。

ちのり (地利) ↓二六八ぺ

ちみ (地味) ↓つち

ぢゅうせきど (沖積土) ↓かわ

ちょうぼう (眺望) (本)けーだい・けき・みはらかし。
【山の上の見晴らせる所】 (本)くにみ。

つか (塚) (本)ちぶくれ・ぽっちゃり。
【石塚】 (本)こーら。
【塚穴】 (本)いしぐら・いしふろ・しょーあな。

つき (月) (本)あとと・おーとさん(児)・おつきよさん(児)・がちりんさま(児)。がってんさま・てき・とーとさま(児)・とーとーめー・とだいさま・とどさま(児)・ほとけさま・(補)うちぢ・ゆーめー(児)。
【三日月】 *じゆうごや(四六〇ペ)(本)くしずき・めはしき。
【月のかさ】 (本)あまがさ。
【月が出る】(本)とよむ。
【月の出かかる時】 (補)つきまじめ。
【空が曇っていて月のために明るい夜】 (本)そらずきよ。
【夜空のはれて月や星の輝いているさま】 (本)きんかきんか。
【毎月廿三日の月】 (補)さんやさま。

つち (土) (本)つちな・のた・みた・(補)すな・んちゃ。
【塗って力のない土】 *かべ(一八八ぺ) (補)ばたつち。
【土質】 (本)つちがね。
【地質の硬いこと】 (本)とちまめ。
【褐色の岩の混っている土地】 (本)かじぐり。
【砂まじりの土】 (本)いなご。
【砂利交りの土】 (補)でくつち。
【土と石と混っているもの】 (本)がら。
【山水によって堆積した土】 *かわ(本)まいごみ。
【粘土質の様な火山灰の混った土】 (補)のぼこ。
【火山灰の堆積して出来た白土】 (本)しらし。
【かたい白土】 (本)くちゃ。
【肥えた土地】(本)じが・じっか。
【植物質のある腐蝕土】 (本)くろぼこ。
【山野又は畑などの黒土】(本)くろぼく。
【黒土の瘠地】 (補)くろのっぽー。
【赤土の瘠地】 (補)あかのっぽー。
【黄色で軽く養分のない土】 *あれち(本)さるまなこ。
【耕作土の下にある粗悪な粘土質】 *ねんど (本)かま。
【黒土の畑地】 (補)じゃーがる。
【赤土の土壤】 *あかつち(補)まーじ。
【軽い柔かい土】 (本)しれこ。
【土塊】 (本)いぐれ・くれ・ごーろ・つちこごり・つちだんぐり・へだま・(補)ちかた・へらま。
【土塊をこわすこと】 (本)くれうち。
【土塊を細かく砕く】 (本)こなげる。
【岩石になりきらぬ土塊】 (本)がす。
【土砂を運ぶ一種の槽】 (補)そびき。

つちぼこり (土埃) *ほこり(二〇八ぺ)(本)つちこ・にご・ぼか。
【風が土を吹き立てる】 (本)すくぼ」の立つ。
【砂の立つこと】 (本)まなご。
【細かい砂の飛ぶもの】 (本)なご。

つつみ (堤) (本)あど・あぶ・いけ・かよけ・かて・かやけ・かわいけ・かわよけ・かわんどえ・きしげ・くね・ずべ・せき・でー・どい・どてっくね・どてっぱま・どんだ・ながね・はっぷ・はばっくら。はま・ぼた・まま・(補)あむとう・うーな・つつね・つつみのどて。
【けわしい土堤】 *いのしし(四一四ぺ) (補)ままつこ。
【防波堤・波止場】 *ふなつきば(二七七ぺ) (補)がんぎ・さるお・せきどー・てんぼさき・はそ・はと・わんでんさん。
【護岸石崖】 (本)がんぎ。
【川端に築いた石崖】 (本)なんご。
【流れの中へ岸から突出ている堤防】(本)なげ。
【流れの勢を弱める突堤】 *かわ (補)てれっぽ。
【堤の外側】 (本)ぎし。
【堤の内側】 (本)うちはら。
【堤の傾斜面】 *けいしゃ (本)あぶみ・ほて・やな。
【堤などのくずれた所】 (本)まま。
【池の堤の少しきり下げられた所】 (本) あばけ。
【大水で堤が破れ土の深くえぐられた部分】 (本)みよ。
【堤防の組木】 (本)うし・うしぎ。
【堤などの漏水を防ぐためねり込む泥】(本)はがね。

つなみ (津波)(本)しがなみ・しがりなみ・もーらなみ。

つむじかぜ (旋風) *うず (本)ぎゅ・ぐひんさんかぜ・しーじ・しまき・すぎかぜ・たまかぜ・ちじまき・ちりま・き・つじかぜ・つじまき・つちまいかぜ・つまかぜ・つむりかぜ・てんぐかぜ・どーめんかぜ・どまいかぜ・ふきあげかぜ・まいかぜ・まいぎり・まいまいかぜ・まきかぜ・まわりかぜ・わいた・(補)たつかぜ・つじ・はやて・まかぜ。
【小旋風】 (本)かまいたち・かまきち。
【小旋風によって受ける裂傷】 (本)かまいたち・(補)いちもくれん・かまかぜ。
【龍巻】 (本)あまいのー・いの:・えーのー・たつのみずとり・(補)たつ・つむじ。

つめたい(冷)(本)てじゅるーさ・はっけ・はっこい・ひじゅるさん・ひやい・(補)したるい・ひやか・ひやっこい。

つゆ (露) (本)つゆぎ。
【夜露】 (本)こざる。
【稲葉の露】 (本)こだま。

つゆ (梅雨) *あめ (本)うめしぐれ・さずい・さんずい・ついり・つゆり・ながし・ながせ・はえ・ゆどうあみ・(補)ごがつながせ。
【からつゆ】 (本)ひながし。

つらら (氷柱) (本)あまだれ・あまんだれ・あめんぼー・いけなんりょー・うったっ・おったっ・おんだら・かなくり・かなご・かなこり・かなんぼ・かねこり・がら・からんこ・かんこーり・かんだら・きだら・ぎらら・くらら・げー・こーりちんぼ・こーりばしら・さい・さがりがんくり・さがりごーり・さがりんぼ・さがんぼー・さや・しが・しがま・しまる・しみざい・しみだれ・しもだれ・しゃーら・しゃが・しんざい・すが・すぐり・すごーり・すただれ・すまる・せー・せんろっぽ・たっぺ・たのん・だひょー・たらみ・たりご・たるき。たるひ・たろき・たうみ・たんたるき・ちょーせんぼー・ちょろきん・ちろりん・ちんがらりん・ちんぼごーり・つーとーろ・つずら・つとら・とろろ・とろんべ・どんびんごーり・どんべんごーり・なんじょー・なんど・なんりょー・ぬきんだれ・びーどう・ひもろ・ひゅーだれ・びらんじょー・ぼーがね・ぼーだら・ほだら・ほだれ・ぼんだら・まがのこ・まがんこ・まんりょー・もがんこ・よーらく・(補)あめんぼー・がまだれ・こーりんぼー・こんごろけ・つるしんぼ・もーがんこ・もーご。

でいたん (泥炭) ↓せきたん

ていち(低地) *くぼち・ひくい(三九九ぺ)(本)とーばる・(補)あくそ。
【山問の低地】 *た(四三一ぺ)・はたけ(四四〇ぺ) (本)うとま・どあい。
【川沿の低地】 (本)あくと。
【葦の生えている低地】 (本)よしや・よしやち(よしや)。
【土地の低い方】 (補)まいば。

ていぼう (堤防) ↓つつみ

てつ (鉄)↓せんてり

てる (照) ↓たいよう・てんき

てん (天) *そら (本)あめがした・くものそら・てんにー。

てんき(天気) *あめ (本)あわい・けしき・そーもく・よーき・(補)うわーついち。
【和やかな天気】 (本)なんぐり」した天気。
【晴天】 (本)おひより・しなみ・ひなみ・ひよいのかんぱち・(補)もより。
【天気がよい】 (本)きびよい・にわがよい。
【天気つづき】 (本)ひずまり。
【天気がよすぎること】(本)おーにしき。
【晴天に寒気強い様】 (本)ちりちり。
【晴天の兆】 (補)ほしばる。
【晴天を祈ること】(本)おひよりもーし。
【天気の続いた後の曇天】 (本)ひよりずそ。
【曇る】 (本)とろける・なまける・なま・る・にぶる・(補)もよーずく。
【曇天】 (本)うるおい・くもけさ・くもふだん・くろびより・(補)しうて・しぶっぴ。
【冬の曇天】 *さむい (本)しうてっぴより。
【薄曇りの日】 (補)あぶらっぴ・しける[動]
【どんよりとした曇り天気】 (補)あぶらてり・よーず。
【曇っているさま】 (本)とっくり・(補)どつぺり。
【天気の薄曇りのさま】 (本)おんぼり・(補)しぶしぶしい[形]。
【寒中の生暖い薄曇りの日】 (本)どんくーびより。
【薄ら寒く曇る】 (本)じわじわ」する。
【雨もよいの沈んだ夜】(本)おちびより。
【雨の降りそうな天気】(本)あまくさい[形]・さがりてんき。
【雨模様】 (補)だれてんき。
【雨などの降り続く天候】 (本)くさっ」た天気(くさる)。
【雲が速くて急に雨になる天候】 (補)しうて。
【天気の悪いこと】 (本)くせてんき・ひじけ。
【空模様が悪くなる】 (補)くせる。
【天気が荒れて来る】(本)こちる。
【雨の日や曇りの日で寒さが増す】 (本)じみじみ」する。
【陰晴不定の天気】(本)あねこてんき・いちりょーびより・いっこくびより・きんだまびより・じゅーばこびゆり・どんちゃんびより・(補)ときあかり。
【雲が消えて晴れる】 (本)はげる。
【雨の降りそうになった天気が持ち直す】 (本)ひなおる・(補)ねじあげる。
【降りそうな空模様から晴天になったこと】 (本)にわかひより。

てんねん (天然) (本)てんせき・てんねき。

てんべんもい(天変地異)(本)かいらく。

どう (銅) ↓しぜんどう

とうげ (峠) *やまみち(〇二七ぺ)(本)おぜ・くし・こえ・こしくち・こしとー・さご・たお・たわ・とー・とね・まど・やまのあい・(補)おばた・でい・ほつきり。
【峠の低い所】 (本)たー。
【峠の向う】 (補)なんこし。

とうじ (冬至) ↓四六六ぺ

どしり (土質) ↓つち

とち (土地) の高い部分 *じめん・じしょ(三〇四ぺ)(本)わかた。
【土地又は江水の曲って入りこんだ所】(本)いりくりえんどー。

どて (土手) ↓つつみ

とばしリ (飛沫) ↓しぶを

とびいし(飛石)↓とびいし(二〇〇ぺ)・かわ

どよう (土用) ↓・四六六ペ

とろ (瀞) *よど (本)とろみ。

どろ  (泥)  *つかわ・げ{ずい(一九〇ぺ)(本)がた・ごた・だべ・だべん・どぶ・どべ・どべす・どま・どうみ・なべどろ・ぬた・のた・のま・のろ・ぶった・ぶったら・べた・べと・べろ・(補)のあ・べと・へどろ・べろ。【川底の泥】 (本)あい・ぬー・びんどう。
【水底の泥】 (本)ごみ。
【泥をこねる】 *こねる (本)でちる。
【泥などのどろどろしている】 *ぬかるみ(二七三ぺ) ずるい[形]。
【池の堤の漏水を防ぐ為ねり込む泥】 (本)はがね。

どろあそび (泥遊) ↓三一五ぺ

どろだらけ(泥塗)↓一四一ペ

トンネル (墜道) *あな (本)まんぶ・まんぽ・(補)とんねぐら。

ながめ (眺) ↓ちょうぼう

ながれ (流水) *あめ・かわ・しお・みず

ながれぎ (流木) *かわ・さんりん(四二七ぺ)(本)かーながれ・かーもく・かーらき・がすき・がらんこ・こわし・ (補)かーくそ・くだがら・よりだきもの。
【川の流れ木】 (本)かながれ・かわぎ・かわらぎ・(補)かいなぎ・ぞくず・よりき。
【海辺に漂着した木片など】 (本)ざらく・つまで。
【漂流して打上げられた木】(本)ゆいき。
【枯枝が流れて下流の砂に埋れているもの】 (本)かわぎ。

なぎ (凪) *かぜ (補)なむぶせ。
【風の凪問】 (本)ほった。
【朝凪】 (本)あさどれ・あさまずみ。
【夕凪】 (本)べたなぎ・ゆーどれ。
【夏季の凪】 (本)しらはい。
【秋晴れの凪】 (本)ひよどりなぎ。
【少しの風も無い凪】 (本)あぶらなぎ・べたなぎ。
【海上の凪】 (本)とり。
【凪いだ海】 (本)とうりぬみ。

なぎさ(渚)↓うみ

なだ (灘) ↓おき

なだれ(雪崩)(本)おーば・つゆ・なぜ・のま・ひらつぎ・やわ・ゆきおし・ゆきずり。

なつ (盛夏) (本)うなつ。
【初夏】 (本)わーなとう。

なまぬるい (生温) ↓あたたかい

なみ (波) *しぶを (本)のた・(補)ぬた。
【大波】 *うみ (本)いん・なぐい・やませ・よた。
【二重三重の大波】 (本)せわら。
【大風の後の大波】 (本)えりまわり。
【波がひどく立っていること】 (本)なみほーらい。
【波のうねり】 (本)おーら。おら・なぐら。なぶら・よた・(補)なぐろ。
【波間】 (本)なみばら・(補)よど。
【大波の問の小波】 (本)あか。
【大波にのって小波が来る】(本)さばる。
【海上に白波の立つこと】 (本)うさぎ・しろいぬ」が走る。
【潮流に風が逆らって起る小波】 (補)しおざい・しおより。
【小波】 (本)めよとなみ。
【さざなみ】 (本)あぶき・あらし・ささらなみ・ちりめんなみ・なみら。
【風と同じ方向へ波が寄せる】 (本)おっかけなぐる。
【底波】 (補)したけ・なびき。
【海岸へ打ちつける波】 (本)しまなみ。
【船の通る時に起る波】 (本)あびき・あぶき。
【余波】 (本)あびき・あぶき・いれ・さいなみ・のれ・よこなみ。
【波の静かなこと】 (本)いた・なごい[形]。
【波乗りをして遊ぶ】 (本)っかす。

なみうちぎわ (波打際) ↓うみ

におい (匂) ↓一一二ぺ

にし (西) ↓ほうがく

にじ (虹)(本)かわながれ・じごくのおかまのっる・じゅーじ。ちねーみまんち・ちょーじ・ていんちー・ながし・なべずる・にゅーじ・のーぎ9・のぶ・びょーじ・ふじ・みょーじ・むーじ・もーぎ・ゆーじ・ゆみはりどん・(補)みゅーじ。

にちぼつ(日没)↓たいよう・ゆうがた(四〇七ぺ)

にっとう (日光) ↓たいよう

にっしょく (日蝕) (本)おかかり・おわずらい。

にゅうどうぐも (入道雲) ↓くも

ぬま (沼) *たに (本)がま・つつみ・どぶた・どべ・どぼす・どま・ふるこ・みずくむり・みとうってい。
【沼地】 *しっち (本)どぶじ・どろたんぼ・ぬま・や。
【泥沼の地】 (本)すまくたわら。
【底なしの泥沼】 (補)ゆびた。
【底深い沢】 (補)どんざー。
【非常な泥濘の地】 *ぬかるみ(二七三ぺ)(補)やちまなご。

ぬれる(濡)↓一四一ぺ

ねんど(粘土) *つち(本)いわつち・おーつち・かーらつち・かなべと・かべ・かべつち・かまつち・がまどろ・かわらつち・ぎじどう・ぎち・ぎちどう・ぎろ・ぎんどう・しこのろ・ずに
づどべつち・どうめ・どんべつち・ねば・はっと・ばんつち・ひなつち・へがつち・へなつち・まつち。めんかべ・(補)さとつち・はなちぢ・はねつち。
【粘土岩】 (本)さなれ・さば。
【粘土に小砂の混ったもの】 (本)さば。

のぐそ (野糞) ↓べん(一一九ぺ)

のやま (野山) *はら (本)もー。
【野中及び田中の道】 (本)さくばみち。

ばいう (梅雨)↓つゆ

はま (浜) ↓うみ

はやし (林) (本)わら。
【雑木林】 *やぶ (本)こまぎばやし・こもくばやし・やず。
【所有主なき山林】 *きょうゆう(四二〇ぺ) (補)けろやま。
【灌木の林】 (本)はえ・やげ。
【水辺の樹木のある所】 (本)けみ。
【官林】 (本)くわんばえ。

はら (原) *へいや (本)あらし・でら・はる・ひら・もー。
【茅原】 *ささ(〇七六ぺ) (本)がややま。
【さえぎるもののない高原】 (本)けろっばち。
【野原】 (本)ぞーり・たい・のえ・はやし・やげん・(補)だんばら。

はる(春)の初め (本)うりずん・わかうりずん。
【四五月頃の穂の出る時分】 *だるい(一〇八ぺ) (本)わかなつ。

はるさめ (春雨) ↓あみ

はれる (晴)↓てんき

はんきよう (反響) *こだま (本)にばなり。

ひ (火) ↓二〇四ぺ

ひ(日)↓たいよう

ひあたり (日当) ↓ひなた

ひかげ (日陰) (本)かたおろ・てるくみ。
【日陰地】(本)いんじ・うて・おーじ・おろ・おんじ・かげうら・かげひら・かげり・きたうら・こさ・こだれ・しきじ・ひうら・ひかげんぼこ・やね・(補)こさした。
【日陰山】 (本)おろやま。
【樹木の蔭】 *かげ (本)うたれ・おだれ・こーて・ひっさー。
【樹木の蔭になる】 (本)おだれる。
【日陰側】 *じゆも}く(四二八ぺ)(本)へしろ。

ひがし (東) ↓ほうがく

ひかた (干潟)(本)かたばり・すーはま。
【干潟地】 (本)しか。
【砂地の干潟】 (本)すか。

ひでり (旱)(本)ひかんぱち・ひやけ・ひゃーり(六九四ぺ下)・(補)ひみず。
【雨間のひでり又は雨後のひでり】 (本)あまあまひでり。

ひでりあめ (日照雨) ↓あめ

ひなた (日向・日向地) *たいよう(本)あだ・さーし・てりみ・てるみ・ひうら・ひな・ひよ烝・(補)てるみ・ぬくとばっこ・のくとばっこ・ひゅ1駅・めんじ。
【日当りよく風のない暖かい所】 *ひなたぼっこ(ご二九ぺ)(本)ぬくたまり。
【日当りの良い山の窪地】 (本)えご。
【日当り】 (本)ぼっこ。
【日の当る斜面】 (本)ひなたびら。

ひびく (響) (本)うどむ。

ひょう (雹)(本)あまんじゃく・あらし・おんじゃく・でんじゃく・とーせんぼー・とち。

ひろっぱ(広場) *へいち・ひろば(二七六ぺ) (本)おーのんはる・ばんばら。

ふかい (深) *ふち (補)すん」がたたぬ。

ふきぶリ (吹降) ↓あめ

ふち (淵) *うみ・かわ (本)うちほげ・がぶろ・すりばち・だぶ・たまり・だんぶつ・たんぽ・つぼ・どんぶ・どんぶち・どんぶり・まくり・やとう・(補)どぎ・どよみ・よどみ。
【河の深い所】 (本)ごーか。
【河底の急に深くなった所】 (本)かま・こぼんど・(補)はま。
【淵め水の青く澄む】 (補)あおみきる。

ふぶき (吹雪) ↓ゆき

ふもうち (不毛地) ↓あれち

ふもと(麓)(本)こうま・こし・こしまえ・したね・へだ・やまのねこし・やまのはた。
【麓の村々・山麓地方】 (本)ねがた。
【裾野】 (本)やまのねばり。
【山裾】 (本)やまぎし。
【麓の傾斜地】 *けいしゃ(補)よおて。

ふゆ(冬)  (本)せっき。

ふる (降)↓あめ・てんき・ゆを

ふんかこう(噴火口) (本)ほど。

ぶんきてん(分岐点) ↓かわ・つじ(二六九ぺ)

ぶんすいれい (分水嶺) ↓みね

へいち (平地) (本)とー・とーじ・とーま・なる・ひらこじ・(補)たいろ・ちゃーろ。
【山中の平坦地】 *はたけ(四四〇ぺ) (本)くぼ・こば・そね・どんでーら・なろ・はんば・(補)だいら・ひら
【山中の広場】 *ひろっぱ (本)めー。

へいや (平野) *はら・た(四三一ぺ) (本)おき・てー。

ほうがく(方角) *けんとう(三八〇ぺ)・かんし(四五五ぺ) (本)がっちゃ・けん・ずん・ずんど・とじ・まんず・(補)えんたい。
【方角違い】 (本)えんつーじむき。
【東】 (本)あがり・うら・かさ・くち・てだがあな・のんぼり・ひうえ。
【南東】 (本)おき・かど。
【北東】 (本)べっとー。
【西】(本)いり・おか・かさ・ひした。
【南】 (本)おもて・かまて・かみ・はえ・ひうえ・ふえー・まにや。
【北】 (本)うら・おか・かみ・にし・ひした・まうら・まかた・わかた。
【北側の傾斜面】 (本)かげひら。
【北隣】 (本)きたら・じーなー・しんにゃー。
【方へ】 (本)よーに。

ぼうちょうりん (防潮林)(本)しょぐね。

ぼうはてい (防波堤) ↓つつみ

ぼうふうう (暴風雨) ↓あめ・かぜ

ぼうふうりん (防風林) ↓二〇八ぺ

ほこり (埃) ↓ぼこり(二〇八ぺ)・つちぼこり

ほし (星)(本)おごっしゃま。
【北極星】 (本)うみなりぼし・おーぼし・きたにひとつぼし・きたのいっちょぼし・きたのねのほし・きたのひとつぼし・ねのほし・ばんのほし・ひとっのほし・ほくしんさま・みょーけんぼし・めあてぼし・おやぼし・きたのはてのひとつぼム・すえぼし・めじるしぼしさま。
【北斗七星】 (本)きたのななつぼし・くるまぼし・さかやのますさん・しさんのほし・しそーぼし・しちよーのほし・しやくしぼし・ななよのほし・はこいたぼし・ひちそー・ひちょーぼし・ふながたぼし・ふなぼし・(補)しっちょーのほし。
【すばる星】 (本)あつまりぼし・ぐやぐやぼし・くよーのほし・こぬかぼし・すずなりぼし・すわりぼし・つとぼし・ぷりふしー・むつがみさま・むつらぼし・(補)かたまりぼし・くさぼし・ごやごやぼし・はこいたぼし・ほーきぼし・もつらさま。
【たなばた星・牽牛】 (本)いんかい。
【小熊座の先の二星・べータとガンマ】(本)ばんのほし。
【火星】 (本)きぬやぼし。
【みつ星・からすき星】 (本)あきんどぼし・おーこぼし・おやいないさま・おやかつぎぼし・おやにないぼし・さんかぼし・さんごー・さんだいしょー・さんちょーのほし・さんにんつれのほし・さんぽし。
【明星】 (本)うのほし。
【暁の明星】 (本)あかりぷし。うくしふし・きらぼし・とびあがり。
【膂の明星】 (本)おーぼし・きらぼし・さかまぶし・しかまぶし・ゆーばんぶし・ゆないぶし。
【彗星】 (本)いりがむぶし。
【流星】(本)おれぼし・くそぼし・じゅーひちぶし・すべりぼし・ぬけぼし・ぴとぅだま・ふしぬくす(ほしくそ)・ほしくそ・ほしのよめいり・よばいぼし・よめいりぼし・ゆーばいぶし・わたりほし・(補)あそびぼし・ほしくそ。
【流星の大きいもの】 (本)てんび・(補)てんび。
【星空】 *つき (補)ほしばる。
【星月夜】 (本)ほしこぼれ。
【名の知れない星】 (本)ぬかほし。
【夜空に一点の藁云なく群星が輝いている】 (本)ぷしばりゆい。

ほたるいし (螢石)(本)もえいし。

ほとぼリ (熱気) (本)ほのき。

ほのお (沼) ↓ひ(二〇四ぺ)

ほらあな(洞穴) ↓あな

ほり (堀)↓・二〇八ぺ

ほりおこす(掘起) (本)おがく・おがす。

ほる (掘)↓あな

まんちょう(満潮) ↓しお

みお (澪) *かあ (本)ふち・みぞー・わり。

みかげいし (花崗岩) (本)がんぎいし・きりいし・ごまいし・こめいし・まいし・めいし。
【花崗岩の風化した物】 (本)むいめしいし。

みかづき (三日月) ↓つき

みさき (岬) ↓さき

みず(水)が流れる*みず(四四五ぺ)・あめ。こうずい (本)はやる。
【水が縮く強く流れる】(本)しょっぱる。
【河水強雨などの音のさま】 (本)がーがー。
【水などのはける】 (本)乙ばける。
【水の動くさま】 (本)ぶたぶた。
【水がくさる】 *くさる(一五八ぺ) (補)つわる。
【水が双方から動き寄って静止する】 *しお (本)うたえる。
【水の深い】 (補)すん」がたたぬ。
【水辺の樹木のある所】 (補)けみ。
【池の水などをいたずらしてまぜて濁す】*にごる(三九七ペ)(本)そーずく。
【堤などの漏水を防ぐためねり込む泥】(本)はがね。

みずあか (水垢) (本)なめ・のろ・ゆごけ。

みずうみ (湖) (本)かつみ。
【火山湖】 (本)みょー。

みずぐち (水口) ↓いけ・た(四三一ぺ)

みずたまり (水溜) *うみ (本)ごんぶり・じったんぼ・せーな・たんぶり・つぼ・つぼき・どんぶち・めんぼ。
【深い水たまり】 (本)おどんぼり。
【洪水の時に堤がきれて掘れた池】 (本) おっぽり。

みぞ  (溝)  ↓二〇九ペ

みぞれ (霙) (本)あめゆき・かざはな・かぜのみ・ざぶゆき・しぐれ・しったりゆき・しとれ・しぶたれよき・しみたれ・しみれゆき・ぞぶゆき・びしょたれ・べたれ・ぼーし・みそたれ・ゆきかたり・ゆきじとれ・ゆきそばえ・(補)べったらゆき・ゆっきゃめ。

みちしお(満潮) ↓しお

みね(峰) *やま (本)うな・えご・お・おーすじ・おぜ・おそね・おだて・おばい・おばな_かまち・けたこーまえ・ごってん・こびら・せ・せご・せっこー・そね・つるね・てー・てっつじ・てんぴ・てんびね・とっぼけん・とね・とんびょー・なーに・にー・ねろ・ひよ・ほつ・ほつっペー・みのお・みよ・やまのおー・(補)うね・くき・とんげ・ひょー・ほつでんこ。
【峰の尖頭】 (補)員「団。
【連峰】 (本)うと・おずる・つるね。
【前方の山峰】 (本)むがつね。
【峰の一段低い所】 (本)そね。
【支脈の頂】 (補)こぞね。
【谷底から峰までの高さ】 (本)おさ。
【尾根】 (本)おーぼね・おか・くる・くるわだり・(補)おがた。
【分水嶺】 (本)おすじ・つちころび・みずいり。
【山の分水嶺にあたる地域】(本)せびら。

みはらし (見晴) ↓ちょうぼう

むしあつい (蒸暑) ↓あつい

むらさめ (村雨) ↓あめ

めいどう(鳴動)する (本)うどむ。

もや (靄) (本)じけぶ。
【雪解け頃地上に靄の生ずる現象】 (本)ゆきねぶり。

もり (森) *じんしや(四六二ぺ)(本)ひーやま。
【山中に樹木茂って森をなせるところ】(補)むろ。

やぶ (藪) *くさむら (本)うずそ・おどら・おどろ・がぶろ・ぐい・ぐる・ごっぽり・しっぽろ・じんどやぶ・だば・どしゃっかぶ・ぼら・もつれ・やず・やぶから・やぶっから・やぼ・やまむるし・やんざ・(補)がさわら・ぼさっこ(ぼさら)・ぼさら。
【藪原】 (本)ばんぶいわら。
【竹藪】 (本)くね・たけやね・でーやま・やね。
【樹木の茂っていて通れない所】 (本)おっこまり。
【藪などを分けて歩く】 (本)こぐ・こざく・(補)ござく・こじわける・こぜる。

やま(山) *くさはら・はやし (本)たき。
【深山】 (本)のて。
【山奥】 *おく(三七五ぺ)(本)山の「いり・うど・えり・おーりょー・山の「おんごく・かっち・かっっ・きし・さんぶん・(補)山の「おき。
【山間】 *たに (本)さご。
【山閇の地】 *いなか(二四六ぺ) (本)こば・さく・ほら。
【山間の耕地】 (補)やつ。
【山の裏手・山の向側】 *うら(一八六ぺ)・あちら(三七〇ぺ)(本)おて・そで・そんで・とがい・やまそで。
【山陰】 (本)ならい。
【山の根】(本)くね・(補)そんで。
【山の麓から峯に続く稜線】(本)くま。
【山の鞍部】 (本)たお・たわ・とや。
【山の切れ目】 (本)山の「きれと。
【山のきわ】 (本)やね。
【山の端】 (本)でと。
【山峡】(本)さご・ぜこ・ぜばと・つぼこ。
【低い山】 *おか (本)こーね。
【山の上で国々の見晴らせる所】 *へいち (本)くにみ。
【山の八分目あたり】 (本)そね。
【山の中腹以上】 (本)けた。
【山腹】 (本)さこ・そわ・ちゅーだん・なかもて・ひら・ほてっぱら・やまのはら(やまのひら)・やまのひら・やまのほて(やまのひら)・(補)そば・そんで。
【山腹の村のある所】 (補)やぶろーて。
【山の側面】 (本)へら。
【山ふところ】 (本)ほっそくね。
【片側の山の押し出している所】 (本)かぶら。
【山の傾斜面】 *ふもと (本)そっペー・のひき・ひら。
【山腹の傾斜面で草木のないところ】 (補)しらめ。
【禿山】(本)こぼ。
【山の端の荒地】 (本)まぶ。
【山の小石の多い所】 (本)ぜり。
【小石の多い山】 (本)ざれやま。
【蔓草の生えている山】(本)とずらやま。
【焼かず刈らず手をつけずに育てる山】(本)こめやま。
【山の行き止り】 (本)ふーつけ。
【山の尾の端】 (本)ほて。
【山の入口】 (本)あらと。
【山と畑との境の入口】 (本)うつ。
【畑に続いている山】 (補)じさき。
【里近い所】 *いりぐち(一八四ぺ) (本)でと。
【山に登る】*のぼる(三五四ぺ) (本)かける。
【山々を駈け廻る】(本)やまくまかける。
【登山路のぞろぞろと崩れる様な所】 (補)そろ。

やまくずれ (山崩・山津波) (本)つえ・なぎこけ・やましお・(補)じゃく・びゃく。
【山の崩れた所】 *がけ (本)くんば・ざく・ずえ・ぬけ・(補)ずらけ。
【溪流の水源などで山腹の崩れた所】 (本)されくち。
【峯伝いの山道】 (本)っばな。
【深山の尾根の小径】 (補)ししみち。

やみよ 【闇夜】 ↓くらがり

ゆうだち 【夕立】 ↓あめ

ゆうひ (夕日) (本)いりば・うていだ。
【夕日の赤いこと】(本)さる」が赤ベベ干す。

ゆうやけ (夕焼) (本)くもやけ・やけ。
【夕焼している】 (本)さる」が干し物ほした・まし」が干し物をほした。
【夕焼する】 *あさやけ(本)こがれる。

ゆおう (硫黄) (本)ゆおん。

ゆき  (雪)  *ゆきかき(二一一ペ) (本)おば・べたれ。
【粉雪】 (本)こざさら。
【ぼたん雪】 (本)だんぺら・ぼさゆき・みしろいき・(補)かぶらゆき。
【綿雪】 (本)しのゆき・だんぶら・はなゆき・ふさゆき・べたれ・へだれゆき(べたれ)・ぼーしゆき・ぼたゆき・むつのはな・(補)わたいぼーし。
【綿帽子雪】 (本)だんびらゆき・はなびらゆき。
【大粒の雪】 (本)ぼたもちゆき・ぼたゆき。
【ほろほろ降る雪】 (本)はだれゆき。
【吹雪】 (本)しぐれ・はっぷき・ひたき・ふき・ふきあれ・ふきまわし・ふっこし・ふりぶき・ゆきじまき・(補)ぷくらぶき。
【粉吹雪】 (本)あなもとめ・きんぎりすはえまぶぜ。
【二月頃の大吹雪】 (本)たなおろし。
【吹雪の為倒れて雪まみれになること】(本)ふきどり。
【寒風が運んで来る雪】 (補)ふっこし。
【湿気多く重い雪】*みぞれ(補)さまゆき。
【雨まじりの雪】 (本)しろあめ。
【寒風に伴なって少し降って来る雪】(本)かざはな。
【雪など度々降ること】(本)ちかまわり。
【三月頃降る雪】 (本)さくらがくし。
【四月に降る雪】 (本)かえろめがくし。
【雪が積る】 (本)こずむ。
【降りたての雪】 (本)ほーて。
【鹿の子まだらに降った雪】 (本)はーてゆき。
【深雪】 (本)ほで。
【樹枝に積った雪】 (本)すつ。
【木の枝に積った雪の風に吹かれて落ちること】 (補)しず。
【雪原】 (本)ほでわら。
【雪の深く積って固まらない所】 (本)やぶ。
【雪が覆いかぶさっているところ】 (本)まぶ。
【雪の深い場所】 (本)ほだわら。
【雪でおおわれて道のない所】 (本)さらど・さるど・ふーで。
【雪の一面に積った所】 (本)ほだ。
【雪の吹きだまり】(本)かじか・ふっきり。
【人跡のない雪道】 *あるく(三二八ペ) (補)あらみち。
【雪道の足跡】 (本)ふんど。
【雪道が踏み固って滑らかになる】 *ゆをすべリ(三二四ぺ)(本)あめる。
【雪滑りなどで雪の滑らかになった所】(本)ぎが・ぎんがり。
【雪道が凍ってぎらぎら光っている】(本)げらうつ。
【雪道の凍って光るもの】 (本)きんか。
【凍りついた雪の面】 (本)そら。
【山の斜面に作った雪道】 (補)しねやみち。
【雪溶け道】 (補)あおじゃ。
【雪が消えて土の出た道】(本)くろじ・くろと。
【雪解の場所】 禰ゆきぐさり。
【雪解水】 (補)ゆきしろ。
【雪が水に混ったもの】 (本)ざい・ざえ・(補)あおじゃ。
【雪が雨に打たれて溶けかかったもの】(本)あまちゃ。
【雪が溶け姶めて水っぼくなる】 (本)ぞーける。
【雪が日を受けて少し湿りかける】 (本)しとぼる。
【水中に雪が溶けないで凝〔まったもの】 (本)こんど。
【屋根の雪が溶けて漏ること】 (本)けりむり・(補)すがもり。
【屋根の雪が一痔に落ちること】 (本)やねずり。
【雪のない山】 (補)あおやま。
【春になって山々の雪の溶けること】(本)ゆきしろ。
【大・雪で学校へ行かれないこと】 (補)ゆきささえ。
【雪の反射光線で眼を病むこと】 (本)ゆきめ。

ゆげ  (湯気)  ↓ゆげ(一八○ペ)・うみ

ようがん(溶岩)の原 (本)がんぞー。

よつゆ・(夜露) ↓つゆ

よど (淀) *とろ (本)うず・おじゃこ・こぶり・たまり・だんぶつ・とろ・ぬるみ・のろ・のろみ・みよ。
【水の淀むこと】 (本)しごみ。
【川の深くて淀んでいる所】 (本)えご。
【小川用水堀などの淀み】(本)だんぶら。

よは (余波) ↓なみ

よる(夜)  ↓よる旬(四〇八ペ)・くらがり。

らい(雷)↓かみなり

らいう (雷雨) ↓あめ

らんぐい (乱杭) ↓くい

りく(陸)(本)あぎ
【海に対して陸】(本)あげ。
【沖に対して陸】(本)たか。

ろうせき(蠟石)(補)つくいし。

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最終更新:2020年07月04日 01:05