宮永咲

咲→京太郎 三年編インハイ予選中


咲「先輩ですか?」

咲「……もしかしたら、恨んでるかもしれないです」

咲「それが不当なことだってのはわかってるんですけど……」

咲「あの頃に戻れたらっていうのは時々思います」

咲「そしたらもっと一緒に居られたかもしれないし、私にだって……」

咲「女性関係? それって和ちゃんにデレデレしてるとかそういうことですよね?」

咲「……羨ましくなんかないもん」


二回目 三年、初夏、花天月地――嶺上の花と海底の月 以降


咲「京ちゃんのことですか?」

咲「前にも言ったと思うんですけど……」

咲「え? 呼び方が変わってる?」

咲「そ、それは、特に深い意味なんかないですけど」

咲「……昔みたいになりました。お姉ちゃんがいたころみたいに」

咲「……もしかしたらそれよりひどいかも」

咲「だって部活中、あれこれ言ってくるし……トイレ行くにも大丈夫かですよ!?」

咲「さすがに心配しすぎですよね!?」プンプン

咲「え、全く嬉しくはなかったのかって?」

咲「それは、えっと……」

咲「ほんの、少しだけなら」
最終更新:2015年12月27日 03:44