ルート権限でのTorBrowserの使用

もしもあなたが、例えばKali Linuxなどで、ルート権限のシングルユーザのみといった環境にあるならば、TorBrowserが動いてくれないことがあるでしょう。

TorBrowserは、デフォルトで、ルート権限による起動を拒否します。

ここでは、TorBrowserをルート権限で動かす方法を紹介します。

まず、テキストエディタでstart-tor-browserをひらいて、以下が書かれている箇所を探してください。

if [ "`id -u`" -eq 0 ]; then
       complain "The Tor Browser Bundle should not be run as root.  Exiting."
       exit 1
fi

ルート権限で動くようにするためには、以下のようにこの箇所全体をコメントアウトします。

#if [ "`id -u`" -eq 0 ]; then
#       complain "The Tor Browser Bundle should not be run as root.  Exiting."
#       exit 1
#fi

以上で終わりです。

もしかすると以下のような起動失敗のエラーが出るかもしれません。

[warn] /root/tor/tor-browser_LANGUAGE/Data/Tor is not owned by this user (root, 0) but by ftp (1000). Perhaps you are running Tor as the wrong user?

そのような場合は、以下のコマンドによって、tor-browser_LANGUAGEディレクトリ全体の所有者権限をrootに変更してください。

chown -R root

これであなたは、TorBrowserをルート権限で動かすことに成功したでしょう。

最終更新:2014年10月17日 23:19