ダリス・ザックレー

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レイス家襲撃犯=「ロッド・レイス卿の回想の方に出てくる、フリーダを食べたグリシャそっくりの巨人能力者」である可能性がある。

 

 

 

名前の日本語表記はダリスだが、正確には「ダリウス(ダレイオス)」だろうと、私は考えている。

ダレイオスは、一般的にはアケメネス朝ペルシアの大王である。

大王の名前が付けられているため、壁の秘密に深く関わる人物である事が想像される(※)

王政の一員から「奴隷の血」と呼ばれているため、かつての戦争で敗北し、奴隷となった壁の子孫または関係者である可能性がある。

 

(※)ロッド・レイス卿の長男ウルクリンも、古代メソポタミアのウルク朝が由来と思われる。

ちなみにウルクは、イラクという国名の由来となったとも言われている。

私は、いろんな王朝に由来する人々が壁の中に住んでおり、この世界にそれぞれの王朝の壁(国)があったと考えています。

 

 

 

 

『進撃の巨人』の重要なキーワードである「鳥」や、エレンの母カルラと関係があるかもしれない。

「ダリス・ザックレー」という名前の真ん中を抜き出すと、「ス・ザック」となる。

ス・ザック=スザク=朱雀である。

鳳凰、不死鳥、フェニックス、ガルーダと同一視される事が多い。

 

そして、エレンの母の名前「カルラ(迦楼羅)」も、ガルーダのことである。

おそらくイタリアでのカルロの女性名であるカルラとダブルミーニングになっていると思われる。

 

 

 

余談になるが、鳳凰やフェニックスと言えば、手塚治虫先生の名作『火の鳥』に出てくる「火の鳥」も想起される。

火の鳥は全生命の源(みなもと)である宇宙生命(コスモゾーン)の象徴であり、人類が何度も発生しては滅んでいく様を見つめ続ける超宇宙的存在して描かれている。

作品としても異色で、第1話で一番過去の話を描き、第2話で物語の最終回にあたる一番未来の話を描くという特殊な構成になっている。

そして、2番目の過去、2番目の未来、3番目の過去、3番目の未来・・・というふうに過去と未来を交互に描きながら次第に時代を近づけてゆき、最終的に現代が最終回(※)になっていただろうというのが、一般的な意見である。

 

■『火の鳥』発表順と時間軸のイメージ

   <過去>←――――現代――――→<未来>

発表順:①③⑤→→→【最終回】←←←⑥④②

 

ただし手塚先生が作品完結前に亡くなられたこともあり、本当に現代で最終回となっていたかどうかは断言できない。

 

(※)手塚先生自身の発言やメモ、複数の関係者の証言から、現代の日本が最終回だったという見方も根強い。実際に手塚先生が亡くなる前に構想していた『火の鳥』の新作は、第二次世界大戦前夜(支那事変当時)の満州を舞台にした、日本人・間久部緑郎(別名ロック・ホーム)を主人公にした『大地編』であることが、残された構想メモで判明している。

これ以外にも、晩年の手塚先生は日本人商社マン「日本人(ひのもと・ひとし)」を主人公にした『グリンゴ』(未完)など、「日本人とは何か?」という命題(テーマ)に強く関心が向いていたようにも思う。

ただし、手塚作品はストーリーやイデオロギー優先のため歴史的事実を無視することが多く、『火の鳥』も歴史考証の観点から見ると間違いだらけである。(平安時代なのに電話があるなどのギャグは除いて)

 

 

 

また、姓の頭文字が「Z」で、アルファベットの最後の文字である。

私はアルミン・アルレルトの頭文字が「A・A」であるのが少々不自然に感じるので、ザックレーの「Z」にも、何らかの暗喩が込められているのかもしれないと考えている。(最終ボスとか)

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最終更新:2015年08月11日 05:07