仮説(1) 巨人=テラフォーマー(惑星改造用生物)説

・巨人の目的とは

子孫も残さずひたすら人類を食べるが、人類を食べても消化せずに吐き出し、人類を食べなくても太陽光だけで活動できる。

体重は外見よりもかなり軽く、高熱を発し、蒸気も出す。

体が欠損してもすぐに元通りに再生する。

修復個所からは常に蒸気が出ている。

唯一の弱点はうなじであり、うなじを瞬間的に切り取られると再生できずに死ぬ。

その上、特定の人類を食べると人間に戻り、以後、自分の意志で巨人化できる。

これを仮に「知性巨人」と呼称する。

知性巨人の巨人化の際には、周囲の空気中から肉体が生成されるかのように描写される。

これらの条件から、巨人化のシステムや巨人の存在意義を考察する。

 

◎テラフォーマー

巨人は動物と酵母(植物)をかけ合わせて作られた惑星環境改造用の人造生物である。

 

生命球・ダイソン球

壁のある世界は密閉された生命球である。生命球とは、エビ、水、水藻をガラス球の中に閉じ込めたモノ。外界と遮断されているため、外部からの物質の供給は無いが、ガラス球内で自給自足できるため生態系が維持される。

  水藻:光合成で酸素とエビのエサを供給 ←→ エビ:二酸化炭素と排泄物で藻の栄養源を供給

ただし、外部からの太陽光だけは必要。

また、永遠に生態系を維持することは不可能(3~5年)。

エビが死滅するとガラス球内部の世界も終わる。

エビボトルという非密閉型の容器で作る疑似生命球もあり、定期的にエサを与えて水を入れ替えればエビの繁殖が可能になる。つまりガラス球内部の世界も存続可能。

 

SF小説や映画では「ダイソン球Dyson sphere)」として知られる。ダイソン球はもともと巨大な球体(殻)で恒星を覆い、恒星の熱や光を100%活用するためのアイディア。

 

重機・農耕器具

巨人には用途別に、エサとなる小型巨人(壁内人類)、小型巨人を捕食して吐き出す巨人、小型巨人を統括する少数の指揮官巨人、その指示に従う大多数の兵士巨人、体を変質させて建築物を作ることができる(硬化能力)壁巨人など複数の種類が存在する。

 

スター・シード

巨人で構築した”生きた宇宙船”に水や資源、植物の種、巨人と小型巨人を搭載して、目的の惑星に打ち込む。地表に打ちこまれた宇宙船の上部が分解し、宇宙船を構成していた巨人が再生して植物の種とともに胞子のように周囲に散らばる。

 

ジェネレーター

・打ちこまれた根元の部分は円形の壁として残り、その内側で小型巨人が繁殖を開始する。

・壁の内側に小型巨人すなわち壁内人類が生活し、壁の外側に巨人が徘徊するよう住み分けができる。

・巨人は太陽光さえあれば大抵の過酷な環境でも活動が可能であり、肉体からは酵母を発散して大気を酵母で満たしてゆく。

・小型巨人(壁内人類)も体から酵母を発散しているため、人口密度の高い壁内は空気中に酵母が浮遊し、日光が弱くなる。

・環境がある程度変化したら、壁内の指揮官巨人がわざと壁内人類の一部を壁外に出す(調査兵団)。

・巨人が小型巨人を食べ、その死体を吐き出すと、その死体が肥料となって土壌が改良されてゆく。

 

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最終更新:2014年11月16日 11:16