アメリカの援助

20.アメリカの援助
戦争をして勝った方が負けた方の全てを奪うのが、昔からの戦争の慣わしです。我々は皆殺されるという噂まで出たほどでした。ところが負けた方に奪う何もないのです。焼け野原の国土と、疲れ果てて飢えた生き残りの人間だけです。それで勝った方が、負けた方に医薬品、食料などの援助をしたのです。医薬品で有名となったのはDDTです。白い粉末の殺虫剤でノミ、シラミなどを防ぎました。学校で頭からこの粉をかけられました。食料では、学校給食はほとんどアメリカの援助で行われたと思います。日本人は脂肪の摂取量が少なすぎると叫ばれました。だから体が小さいのだと、しかしこの考え方は十数年後に覆されましたね。当時は脂肪分のたっぷりはいった学校給食のおいしかった事はいまだに忘れられません。また鉛筆やノートもよく支給されました。
これらの援助を受けて日本は立ち直ってゆけました。その代わり終戦70年近くなっても、いまだアメリカに頭を下げ続けています。

(工事中)

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最終更新:2016年12月22日 06:24