消火訓練

06.消火訓練
町内では、毎日のように消火訓練が行われていました。40歳代の父が隊長役で、2,30人程の町内の人たちを集めて掛け声をかけながら、訓練が行われていました。町内の人たちはお祖父さんかもんぺい姿のおばさんでした。それでもバケツリレー、はしごをかけて屋根に水をかけるなどの訓練を真面目にやっている姿がありました。ただ竹槍をもって敵を刺す訓練は見たことがありません。
しかし後で書くように、空襲の時は防空壕の中に閉じこもりじっとしてるしかありませんでした。
その頃子供心にも役立つはずがないと思われた事がありました。それは家の天井板を取り外しなさいという指令があった事です。理由は天井板があると焼夷弾が屋根を突き抜けて天井板のところで止まり火災を倍加させるからだというのです。天井板がなければ、畳のうえに落ちるから外へ掃き出しやすいというものでした。


(工事中)



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最終更新:2015年09月07日 16:36