パワプロ > 高卒ルーキーの俺達がツバメ軍団を日本一に導く・Part30

前回までのあらすじ

クライマックスシリーズで見事宿敵・阪神を下し、2001年以来となる日本シリーズへの進出を決めたスワローズ。
日本シリーズの相手は、かつて1990年代に王座を争った埼玉西武ライオンズ。
パ・リーグの絶対的王者を倒し、2001年以来の日本一に輝けるのか?





プレイ記録

ライオンズの主な選手の能力は前回お見せしたので、見たい方は参考に。
打線はこんな感じです(初戦)。
1 片岡 セカンド
2 森本 センター
3 中島 ショート
4 ブラゼル ファースト
5 銀仁朗 キャッチャー
6 中村 サード
7 羽生 ライト
8 ボカチカ レフト

ちなみに前回編集していて気付きましたが、ライオンズは結構スワローズOBが多いんですね。
具体的には羽生、阿部、金刃、そして前回省略しましたが秋原。
ある意味楽しみなシリーズではあります。埼玉西武の強さだけを考えればそんなにのんきなことも言えないですけど…。





それでは、ランニングスコアで振り返りながら…。

  • 第1戦
西 000 020 001 03 - 6
ヤ 010 010 010 00 - 3
勝 グラマン(1勝)
S 井崎(1S)
敗 山本(1敗)
本 野村(ヤ)①、ブラゼル(西)①、中島(西)①

日本シリーズ開幕投手の先発は東京ヤクルト笹岡、埼玉西武涌井。
東京ヤクルトは2回、1死1・3塁のチャンスで笹岡が内野ゴロに倒れるが、その間にランナーが一人生還し先制。
埼玉西武は5回にブラゼルの2点タイムリーヒットで逆転に成功するが、直後に野村がソロホームランを放って同点に追いつく。
東京ヤクルトは8回に岩野がタイムリースリーベースを放ち、山﨑の犠牲フライで勝ち越しに成功するも、土壇場9回に埼玉西武が東京ヤクルトの守護神山口から中島がソロ本塁打を放ち、同点に追いついて試合は延長戦へ。
決着がついたのは延長11回、埼玉西武が4番ブラゼルの3ランホームランでけりをつけた。



  • 第2戦
西 001 000 300 - 4
ヤ 002 000 50x - 7
勝 岩﨑(1勝)
S 山口(1S)
敗 小野寺(1敗)
本 岩野(ヤ)①、山﨑(ヤ)①、中島(西)②、栗山(西)①

2戦目の先発は東京ヤクルトジョシュア、埼玉西武岸。
試合が動いたのは3回、埼玉西武が1死1・2塁のチャンスを作ったあと4番ブラゼルにタイムリーツーベースが飛び出して1点先制。しかし直後に東京ヤクルトが岩野、山﨑の連続タイムリーで2点を返しすぐさま逆転に成功する。
その後は膠着状態が続いたものの、7回に埼玉西武が東京ヤクルトの2番手みずきを攻めたて、代打・栗山と中島のアベック本塁打で一挙に3点をリード。試合は決したかに思われた。
しかしまたしてもその直後、東京ヤクルトは埼玉西武の2番手小野寺から2死1・2塁のチャンスをもぎ取ると、赤田のタイムリーで1点を先制して小野寺を引きずり下ろすことに成功。さらに変わった3番手根本から、岩野・山﨑の連続本塁打で一挙に4得点。この回5点を入れる猛攻で大逆転を果たした。
8・9回は山本、山口で抑えた東京ヤクルトは、勝敗をタイに持ち込んだ。



  • 第3戦
ヤ 030 000 100 - 4
西 020 000 000 - 2
勝 村田(1勝)
敗 岸田(1敗)
本 野村(ヤ)②

戦いの舞台を西武ドームに移し、先発は埼玉西武岸田、東京ヤクルト村田。
試合は2回、東京ヤクルトが2死満塁のチャンスを作った後9番森岡・1番野村の連打で幸先よく3点を先制。埼玉西武も負けじと、直後に栗山の犠牲フライとエラーで2点を返し、1点差に詰め寄ることに成功する。
その後は岸田・村田両先発の投げ合いとなったものの、7回に東京ヤクルトの野村が埼玉西武の2番手小野寺から勝利を決定づけるソロ本塁打を放って勝負を決した。
村田は2回の2失点のみであとはパーフェクトな投球を見せ、見事な完投勝利。東京ヤクルトがシリーズ勝ち越しに成功した。



  • 第4戦
ヤ 100 000 001 000 - 2
西 010 000 100 001x - 3
勝 根本(1勝)
敗 永江(1敗)

4戦目の先発は埼玉西武金刃、東京ヤクルト上園。
試合は初回から動き、東京ヤクルトが1死1・3塁の後山﨑の内野ゴロの間に先制。埼玉西武は2回に羽生の内野ゴロの間に同点に追いつくことに成功する。
中盤は前日同様投手戦となったが、均衡が破れたのは7回。埼玉西武が片岡のヒットと盗塁でチャンスメイクした後中島にタイムリーヒットが飛び出して勝ち越し。
東京ヤクルトは土壇場の9回に相手の暴投で同点に追いつき延長戦に持ち込むも、4番手永江が2死から3連打を浴びて痛恨のサヨナラ負け。埼玉西武が勝敗をタイに戻した。



  • 第5戦
ヤ 102 000 001 00 - 4
西 010 012 000 01x - 5
勝 根本(2勝)
敗 永江(2敗)
本 ブラゼル(西)②③、中村(西)①、岩野(ヤ)②

5戦目はローテが一周し、東京ヤクルト笹岡と埼玉西武涌井の両先発。
東京ヤクルトは初回六道の犠牲フライで先制するも、2回に埼玉西武がブラゼルのソロ本塁打で同点に追いつく。
3回には東京ヤクルトが岩野のタイムリーで2点を勝ち越すも、その後4連打でさらに追加点を挙げられなかったのが響き、中盤に片岡タイムリー・中島に本塁打を許し逆転を喫してしまう。
東京ヤクルトはまた9回に岩野のタイムリーで同点に追いつくも、延長11回に4番手永江がブラゼルにサヨナラ被弾。埼玉西武が日本一へ王手をかけた。



  • 第6戦
西 200 022 000 -06
ヤ 001 114 05x -12
勝 岩﨑(2勝)
敗 岸(1敗)
本 岩野(ヤ)③、宮出(ヤ)①、米川(ヤ)①、中村(西)②

6戦目の先発は2戦目と同じく東京ヤクルト笹岡、埼玉西武岸の両先発。
試合は初回、埼玉西武が中島のタイムリーツーベースと銀仁朗の犠牲フライで2点を先制。しかし東京ヤクルトは2回に野村タイムリー、3回に米川タイムリーで同点に追いつく。
埼玉西武は5回に中島タイムリーヒット、ブラゼル犠牲フライで2点をリードするも、東京ヤクルトはその裏に岩野のソロ本塁打で食らいつく。
6回も埼玉西武が中村のソロ本塁打で再びリードを2点差に広げるが、今度は東京ヤクルトが2死満塁から今日スタメンの宮出が劇的な逆転満塁弾を放って逆転に成功。
8回には森脇タイムリー、米川3ラン本塁打で5点を挙げて突き放し、東京ヤクルトが打撃戦を制した。これで勝敗は3勝3敗のタイになり、決着は最終戦へ持ち込まれた。



  • 第7戦
西 000 000 000 - 0
ヤ 000 000 001x - 1
勝 山本(1勝1敗)
敗 小野寺(2敗)
本 新井(ヤ)①

日本シリーズ最終戦、東京ヤクルトは由規が初先発。埼玉西武は岸田が2度目の先発。
試合はこの由規、岸田の両先発が相手打線を7回まで0に抑える投手戦の様相を呈する。
埼玉西武は8回から小野寺がリリーフで登板、三者凡退に切って取り打線の勝ち越しを待つ。由規は9回のマウンドに立つも片岡にフォアボールを与えたところで降板、2番手の山本に交代。山本は森本に犠牲バントを許した後中島、ブラゼルの強打者2人を内野ゴロにとって切こちらも0に抑えた。
その直後、東京ヤクルトは代打で登場した新井が2イニング目に突入した小野寺から劇的なサヨナラホームラン!















日 本 一 達 成 !



サヨナラが7試合中3試合も出るというまさに劇的なシリーズを見事制し、日本一に輝きました!

個人タイトルは、
盗塁王…野村(17個)
最多勝、最優秀勝率…村田(17勝、.810)
MVP…ジョシュア
新人王…小谷
日本シリーズMVP…岩野
ベストナイン…村田(投手)、岩野(三塁手)
ゴールデングラブ…六道(捕手)

チーム対戦成績は、
阪神 13勝11敗
広島 15勝08敗1分
巨人 10勝14敗
中日 13勝11敗
横浜 16勝08敗
交流戦はオリックス、千葉ロッテ、北海道日本ハム相手に3勝1敗、東北楽天相手に2勝2敗、埼玉西武には1勝2敗1分け、福岡ソフトバンクには1勝3敗でした。



野手、投手チーム成績はこちら。





野手個人成績。
左から試合数、打率(打数-安打)、HR、打点。30試合以上出場者のみ掲載します。

岩野 144 .339(572-194) 14 071
六道 141 .293(501-147) 07 045
野村 139 .275(596-164) 17 069
山﨑 125 .328(469-154) 31 100
福村 121 .309(469-145) 07 052

(以下規定打席未到達者)
新井 123 .258(159-041) 04 09
赤田 120 .256(360-092) 03 21
宮出 115 .246(415-102) 11 50
米川 102 .249(350-087) 00 25
森脇 101 .297(344-102) 04 23
森岡 037 .227(128-029) 01 10

宮本 45 .211(90-19) 1 05
三輪 45 .145(55-08) 0 01
生田 38 .218(55-12) 0 03
中田 30 .212(99-21) 5 18

盗塁数トップ3は野村17個、森脇7個、福村・赤田5個。
犠打数トップ3は赤田25個、六道17個、米川11個。
失策数ワースト3は岩野15個、山﨑10個、野村・米川8個。
盗塁阻止率は生田.667、六道.474。



投手個人成績。
左から登板、防御率、投球回、勝-敗-セーブ-ホールド、奪三振。 こちらは先発投手と20試合以上に登板した中継ぎ投手に限ります。

村田 26 2.58 181.1 17-04-0-0 119
笹岡 27 2.88 175.0 11-06-0-0 134
ジョ 27 2.57 161.1 12-05-0-0 124
上園 27 3.75 161.0 06-11-0-0 093
由規 26 4.07 152.2 08-08-0-0 117

(以下規定投球回未到達)
山口 60 2.45 58.2 2-3-41-07 48
山本 55 1.54 76.0 5-6-03-28 45
みず 51 2.48 69.0 1-2-01-09 64
向井 51 2.76 71.2 1-2-00-07 44
岩﨑 50 3.38 58.2 3-3-00-06 37
小谷 36 2.16 41.2 8-4-02-11 35
永江 30 3.23 55.2 5-5-00-03 41


総括として、やっぱり投手陣の強力なチームが勝てるチームなんだなと。
その投手陣は、村田がまさに大エースの活躍。笹岡、ジョシュアも2ケタ勝利をマークしました。上園は勝ち運に恵まれず、由規は調子を落として2ケタ勝利はなりませんでしたがそれでも1年間通して先発ローテを守り抜きましたね。
救援陣はまさに圧巻の成績。文句の付けどころがないですね。
野手は、今季は森脇の成長が大きなキーポイントになった気がします。レギュラーでは福村が定着し打率3割をマーク。ベテランの山崎や若手の岩野らががっちり支え、サブメンバーでも代打の切り札新井や赤田、宮出と言ったベテラン勢、三輪や森岡と言ったサブメンバーの活躍も光りました。
タイトルは他球団の主力選手がすごかったので野村と村田以外は残念ながら受賞はできませんでしたが、それでも立派な成績を残していると思います。





結論として、チームとして底の状態でも育成と適材適所な補強をしっかりやれば5年で、FA選手に頼らずとも(獲得が赤田の一人だけ)強いチームを作ることが出来ました。
今振り返れば、よくぞ5年で…と言った感じかな?もっとかかると思っていましたから。

今回はこの辺りでおしまいです。ほな、また…。
最終更新:2014年10月15日 01:38