“鸞が歌いし神の国”
舞台は中世。刻鸞国が建国される千年以上前、ある女性によって建国された国、刻鸞王国。
草が芽生え、鳥が歌い、自然にあふれた国。
民と神が共存した世界であった。
自然にあふれ、神と共存する世界とされていた国。
民も温厚で仁徳に富んでいた国ともいえる。
故に戦や戦火とは全く無縁でかけ離れた国である。
また、この国を治めるのは女王、皇癒晏。
彼女は人間界に残った神使の一人で運命と時の神族に分類される。
彼女もまた温厚で他人想いの性格だったため、国に根強く反映されている。
刻鸞同様自然にあふれた国。
民は知識が豊富で知恵を持った者が多かったと言われている。
また、他国、異国に近い位置に存在していたため、貿易も盛んだった。
この国の鑑となるのは皇唯晏。
刻鸞王国女王王弟であり、豊富な知恵と適切な助言ができるとして、こちらもまた国の姿に反映されている。
その大地に「国」が存在したとき、様々な神がそこにはいた。
炎の神、水の神、木の神、時の神、叡智の神…
神は人に様々な知恵を与え、助言し、手を伸べたと言われている。
しかしそれはほんの数年の間の話…。
隣国、日の本とは建国してから数十年後からの付き合い。
また、刻鸞は数百年後(和鸞歴398年)から西洋との交流も始めた。
しかし、それにより刻鸞国は大きく姿を変えることとなる。