第二章―概要


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“誠に美しく明哲な千年従者”

 

 


 

*あらすじ

西暦241年。刻鸞王国が建国する前、二人の神使いが人の腹を伝いこの世に生まれた。

のちの帝秀叡と帝怜禎である。

彼女らはどのように生き、どのように誓い、守ったのか。

そして彼らが千年かけても贖いきれぬ罪とは。

主君目線ではなく従者目線からの和鸞時代となります。

 

*二人の関係性

同じ下位の神使いとして皇家に仕える側近。

幼い頃から一緒に学問、武術に励んだ同士であり、ある意味幼馴染ともいえる。

怜禎は秀叡に惚れているが、秀叡は(本人いわく)癒晏に惚れており、三角関係(?)となっている。

 

*秀叡と怜禎の人間期(幼少期)(微ネタバレ)

~秀叡~

  • 人間につけられた名は「楸 煦琉(ひさぎ くりゅう)」
  • 女子がほしかった両親のもとに生まれる。男であった秀叡はあまり可愛がられずに育ってきた。
    • それ以前にちゃんと育てられず、愛情もなかった(育児放棄)。
  • 故に自立心が人一倍にあり、子供の頃からしっかりした性格であった。
  • また一人で生きしのいでいくための知識も体を張って得ている。
  • 育ててくれない良心を本当の両親と思っておらず、親子共に毛嫌っている状態だった。
  • 王宮への連れて行かれる時に両親は反対した(というか自分たちも連れてけ状態だった)が、煦琉が一言「赤の他人だろ、の垂れ死ね」と呟き使いの者と王宮となる場所へ連れて行かれた。

 

~怜禎~

  • 人間につけられた名は「槍 玻憐(うつぎ はれん)」
  • 秀叡とは対照的に両親から愛情を一身に受けて育った。
    • 生まれた時点で髪の色も瞳の色も違ったが、それでも育ててくれた。
  • そのため優しく他人想いのいい子に育った。
  • 王宮に行く際は大泣きし、移動中も泣いていた。
    • 慰めてくれたのは秀叡である。

 

*「秀叡」と「怜禎」の由来

  • 神使いはその務めを果たす時、人間から付けられた名を捨てて新たに自分が一生背負っていく名前を付ける。
  • 苗は決まったものから、名は自分で決める。
  • 煦琉は「帝秀叡神使」と名付ける。
    • 「我秀で、叡智を主に与えんとす」
    • 秀は優れているという意、叡は賢く、賢明で、優れた才知を表すという意。
  • 玻憐は「帝怜禎神使」と名付ける。
    • 「我怜く禎いなる者なり」
    • 怜は賢く慈悲深い気質を現すもの、禎はさいわい(しあわせ)という意。
    • また、怜は憐と同じ字であり、本名の「憐」の字を使ったものと思われる。

 

*怜禎の痣(ネタバレ)

ある日突然怜禎の体に現れた痣。秀叡が問い詰めても原因が不明だったが、のちに唯晏の仕業だとわかる。

何とか暴力を止めようとしたが、返り討ちに合い重傷を負う。

 

*洸玉(ネタバレ有)

自分のために大きな傷を負ってしまった秀叡。深い罪悪感に見舞われた怜禎は藜様の元に相談に行く。

「秀叡も唯晏様も護れるほどの力がほしい」

その時に受け取ったのが洸玉。

洸玉とは怜禎の潜在能力(ポテンシャル)を宝玉に変えたもの(形にしたもの)で、ちゃんとした儀式を通して得たものである。

これをもつ者にその潜在意識分の力を与える。(つまり火事場の馬鹿力でしか出ない力を、玉の力で簡単に出せるという事)

玉は簡単には割れないようになっている(それほどその時の意志が固かったということ)

浅葱色で丸いソ●ルジェムみたいな宝玉。

 

*二人の犯した贖えきれぬ罪(超ネタバレ注意)

単刀直入に言うと、従者という身でありながら主を守れなかったという事。

二人で万人は斬り払ったのだから責めるのもお門違いではあるが、彼らからすればかなりのショックだった(うち秀叡は目の前で死んでいったから)。

その後は三日三晩泣き腫らし水さえものどに通さず心が死んでいたようだと二人は語っている。

初めての主君を失った彼らは自らのことをこう呼んでいる。

 

“贖い難き永遠の罪”と――。