癒晏と唯晏の母親。また、刻鸞と刻戀の島を治めているとされている、時と運命の神子。
姉弟や側近たちを時にサポートする。
枢機院を設立した家系。初代は清月。そして、刻鸞王国滅亡後唯一の生き残りは十二代目当主克月である。
また、皇癒晏が皇珠黯を捨てた先がここである。
体に毒を宿しているとも言われ、初代の体には無数のあざがあった。これにより皇が鸞であることに対し、璞は鴆鳥だと言われることがある。
皇家の女子が神に意志を伝えるための手段の一つ。山海経・大荒南経の「鸞鳥自歌(鸞鳥自ら歌い)」に由来すると言われている。
本来は意志ではなく人間の世の平和を願う一種の祈祷であり、鳳凰時代後期に再認識されている。
本来と少し意味が違った理由として、皇癒晏が最期にうたったうたが、娘である皇珠黯に向けたものにされていたからである。
しかし、今ある戦火を消し去る(=後世の国のため)という意味を間違えてとらえられたものと見れる。
結果として、後世の国=刻鸞国(珠黯)であることから意味がないという事もまた、鳳凰時代にわかったことである。
世界を治める者。尊き者。超越者。頂点に君臨するもの。
本来は人間と共に共存していたものとされている。
神の子供。神が人間の世から去った後にもわずかながら住み着いた者。
しかし大半が天界もしくは天界と人間界の狭間にいる。
神が世界を治めているのに対し、神子は大陸、もしくは海を治める者ともされている。
皇癒晏が最期に降らせた雨のこと。
神族に仕える者のこと。上位中位下位に分かれており、中位下位の中には人間の腹から生まれてくるものもいる。
怜禎が藜様から授かった玉のこと。主に持つ者に力を与えるとされている。(詳しくは第二章概要にて)
法を定める機関のこと。王は法に対してのみ逆らえぬため、慎重でなければならない。
すべらぎとも言われる。主に皇王朝(皇癒晏)のことを指す。
帝秀叡と帝怜禎のこと。千年王都ともいう。
戦争があっても生き残れたことから千年も万年も生き続けるだろうという意味もある。
怜禎が持つ槍の短い方の名前。神鸞時代ではフルール(フランス語)であったが、この頃はラテン語で花を意味するフロスだった。
皇癒晏が最期にうたったうた、または降らせた雨のことを言う。
刻戀の首都。怜禎のことを指す時もある。
君主が折り目正しい時に現れる神鳥。鳳凰の赤と対称的に青い姿をしており、皇癒晏のみ見える鳥。乗れる。
刻鸞の首都。秀叡のことを指す時もある。
メスの鸞、皇癒晏のことを指す。
刻鸞王国が建国されてから滅びるまでの時代のこと。
303年~804年の間のこと。(303年は和鸞歴元年)