仮説(2)巨人=遺伝子保存カプセル説

巨人の最大の特徴は、その不死性である。

何も食べなくても太陽光だけで永遠に活動でき、本来は人間を食べる必要も無いと予想されている。

劣悪な環境でも生き延びられるため、たとえば絶滅危惧種の動物を意図的に巨人にすれば、その遺伝子を巨人として保存できる。

たとえ動物が絶滅しても遺伝子を巨人に保存しておけば、遠い未来に遺伝子を取り出して復活させることができるかもしれない。

あたかも不治の病に冒された患者の肉体を冷凍保存し、医療技術の発達した未来に治療の望みをかけるコールドスリープのように。

 

どうやって遺伝子を保存するか?

まず、動物を食べる事で遺伝子を保存できる巨人を作る。

次に、巨人に「絶滅しそうな動物を食べろ」と命令し、大量に放つ。

巨人はその動物を探し、捕食し、遺伝子を肉体に蓄積してゆく。

まるでロボット掃除機のルンバのように、自動的に遺伝子を集めてくれるのである。

 

では、これが巨人ではなく、「巨人ウイルス」だとしたら?

そして、このウイルスが暴走し、パンデミック(爆発的流行)を起こしたとしたら?

ウイルスに冒された動物は不死の巨人となり、永遠に他の生物を捕食して遺伝子を保存し続けるだけの存在となる。

 

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最終更新:2014年11月22日 17:24