壁=移民船説

◎壁は、宇宙コロニー型の宇宙移民船の外壁。

・地球人はかつて地球的規模の危機に際し、宇宙に多くの移民船を送りだした。第一次宇宙移民である。

・巨人を合体させて作った巨大な円筒形の宇宙船に、地球人と知能の低い労働用人造生物と動物、地球人の記憶を溶かした溶液を搭載し、目標となる星を定める暇も無く緊急発射した。

・宇宙船には惑星改造(テラフォーミング)に必要な資源が積み込まれた。有望な惑星に到着したら宇宙船をそのまま地表に刺してコロニー化し、植民体制を築く。地球人の生存できる星に着く事を願って宇宙に撒かれたスター・シードである。

 

 

・航行中は地球人は冷凍睡眠して延命し、交代で起きて人造生物を使役し、宇宙船を管理・運営した。

・宇宙船内では、科学者が新しい惑星での生活のために実験を繰り返していた。実験成果のひとつが、猿の知性強化である。

・航行するうちに、猿は地球人の目を盗んで知性を強化し、人造人間を自分と同じように知性化していった。

 

 

・一方、地球は危機に瀕しながらも、人類は死滅していなかった。

・スター・シードを宇宙に送り出した後人口こそ激減したが、地球の科学力はさらに発展した。

・地球人は最新の科学で第二次宇宙移民を開始した。

・そして、新型の高速な第二次宇宙船は、旧型の第一次移民船を追い抜いてしまったのである。

 

 

第二次宇宙移民は、第一次移民船の記録からその到着予定惑星を計算し、第一次移民船の到着する前にその惑星に移民コロニーを作っておいてあげたのである。

・つまり、「壁」は第一次宇宙移民(先祖)のために第二次宇宙移民(子孫)が用意したのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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最終更新:2014年12月01日 04:52