第65話「夢と呪い」考察 その2

先週、せっかく書いた文章が自分のミスで全部消えたので、書く気を無くしていたのは内緒です。

思い出しながら書いているので、まだまとまっていません。

 

※ネタバレや考察自体がお好きでない方は絶対に閲覧しないようお願いいたします。

※以下の内容を読んだ場合、今後作品を楽しむ喜びを損なう危険があります。閲覧は自己責任でお願いいたします。

※作中の描写だけでなく、作り手の意図や傾向、自分ならどうするかなど推測も交えて考察しております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第65話「夢と呪い」時点での疑問

 

◎ケニー・アッカーマンの祖父の説明


・ケニーの祖父はリヴァイにそっくり→私の「壁内人類は限られた遺伝子から作られたクローンのバリエーション」説。少ない遺伝子情報から個体差や男女のバリエーションを作って、数を「水増し」している。血縁者の容姿が良く似ていたり、男女の区別が分かりにくいのはそのため。
・この世界では男と女が争っている?


・大多数のひとつの血縁(ルーツ)からなる単一民族=植物?
・エレンが外に出たいのは、植物の種子の発芽や、植物の欲望を表している?
・植物は自分の種子を広く遠くに運ぶために、風や動物を利用する→植物に操られている?
・ただし、ミカサは犬のように見える。
・王の理想とする統治方法=植物から動物まで全生物が一体化すること?


・アッカーマンは「家」なのに、東洋は「一族」→東洋人の家は複数存在する?


・「ワシの親の代は子どもに失われた歴史を伝えることなどはしなかった」
・ではなぜケニーの祖父は知っているのか?
・単に、詳細な歴史は伝えなかったが、おおまかな情報だけは伝えられていた、という事か?


・「ワシらの頭首は自らの命を条件にアッカーマン家の存続を求め処刑された」「その懸命な願いも今となっては保護とされてしまった」
・なぜ「当主」ではなく「頭首」なのか?→アッカーマン家は実は雑多な人間の集団? 犬の群れ? 私のミカサのイメージはドーベルマン。エレンが誘拐事件の時にミカサに巻いたマフラーは「犬の首輪」。
・王政はアッカーマン家の記憶が怖いのに、なぜ頭首が死んだら存続を許すのか?→真の記憶は頭首だけが持っているから? だとすればレイス家と同じ。だから、子どもに失われた歴史を伝えなければ粛清の対象にならないのか?


・ケニー「その方がおもしろい」から「って・・・思ったんだがな・・・」へのコマ
・現在レイス家で進行中のシチュエーションは以前に一度、または何度も繰り返し発生していて、他の登場人物は入れ替わったり、同じ人物でも年を取らなかったりしているのに、ケニーだけがどんどん年を取っている?
・ロッドの弟のウーリがケニーを「引き入れた」→中央憲兵団だけでなく、ループに引き入れた?

・ウーリあるいはグリシャは中央憲兵団の団長?
・ケニーが上から降りてきたとき、ロッドがうんざりした顔でまったく慌てないのは、すでに経験済みだったから。ロッドはケニーの行動や話す内容を事前に知っており、またかと思って同じ返事をしている。
・ケニーがエレンを傷つけた事だけは予想外? だから驚いている?

 

・第64話のタイトルは「歓迎会」である。

・非常に不思議なタイトルである。なぜ襲撃を受ける事が「歓迎会」なのか?

・それは、この事件全体がロッドの言う「平和な世界」を作るプロセスに沿ったものだからではないのか?

・現在の展開は、実は以前に世界を平和にした時と同じプロセスになっており、このエレンとヒストリア獲得や調査兵団の襲撃などは予定通りのイベントなのではないか? いわば「神話の再現」?

だから、ロッドとしては「よく来てくれた。歓迎させてもらうよ。これですべて以前と同じだ。これであとはヒストリアがエレンを食べれば終わりだ。ケニーもみんなもありがとう」という意味で「歓迎会」なのでは?

 

・そこから発想を飛躍させると、壁内には「神話の再現」のために、フラグを立てる役がいるのではないのか?

・それがグリシャやキース?(キースの疑惑については1巻にさかのぼって、この後考察する予定)

・それとも現在の展開はレイス家が「歪めた」プログラムであり、壁の機能を悪用している?

・グリシャやキースは、レイス家の歪めた世界を、もとの「罪人を罰する地獄」に戻そうとしている?

 

・そのようなフラグを立てる役目の人間は、記憶操作をされて別の記憶と人格を植え付けられている可能性がある。

・そのため、自分でも意識せずに、フラグを立てる方向へ状況を誘導している。

・スパイも同様で、記憶操作によって登場人物自身も知らない別人格が、読者に気付かれないように発言したり、スパイをしたりしているのかもしれない。

 

・ロッドは最初、弟のウーリがケニーを「引き入れた」判断を「とちくるった弟の気まぐれにすぎない」と思い批判的だったが、今ではその「弟の判断を誇りに思っている」。
・「誇りに思う」→単にケニーがエレンとヒストリアを誘拐してきた事や、今までの中央憲兵団での働きだけでなく、今回の事件で重要な役割を果たしているから? 「人類が平和を取り戻す」ことができるのはケニーのおかげという意味か。

 

 

◎ケニーのナイフとロッドの血

もっと重要なのは「ケニーのナイフ」である。

 

ケニーはロッドの口にナイフを入れてかき回した。

そのナイフにはロッドの血が付いている。

そのロッドの血の付いたナイフで、ケニーはエレンの額を切った。

ということは、エレンの体内にロッドの血液が入ったことになる。

 

エレンの最初の巨人化は、①腕をヒゲ巨人に噛み切られ、②ヒゲ巨人の体内(胃?)で他の壁内人類の血にまみれていた直後。

エレンが他の巨人を操った(ように見える)力の発現は、①腕をライナーに噛みきられ、②カルラ・イーターに接触した直後。

つまり、エレンが傷ついて他の巨人に接触している時に、新しい力が発現している。

 

特に、この作品は「血」が特別な意味を持っている。

ならば今回も同じ事が起き、エレンにまた新しい力が発現するのではないだろうか。

それがこの事件で起きるのか、それとも今後の伏線になるのかは、まだ分からない。

 

 

◎巨人化注射と脊髄液の謎

・巨人化注射の中身とは脊髄液ではないのか?

・人間の脊髄液が使用されている?

・ということは、ウォール・シーナの地下街に貧民街があるのは、巨人化注射の原材料を作るのに必要な脊髄液の原料として、常に一定数の人間を地下に”飼っておかなくてはならない”のでは?

 

 

 

◎ヒストリアの変身する巨人

・まず気になるのは、まったく新しい未知の巨人か、それともすでに作中に登場した既知の巨人か、という事。

・既知の巨人で「もっとも戦闘に向いた巨人」と言えば、やはりライナーたちの巨人である。

・すなわち「超大型巨人」「鎧の巨人」「女型の巨人」である。

・超大型巨人は狭い地下では身動きが取れないし、女型の巨人は運動性能が良いがすでにエレン巨人に負けている。

・個人的には鎧の巨人が最も戦闘に向いていると思うが、フリーダが「経験不足」のためにグリシャ巨人に敗北したように、ヒストリアも巨人化には慣れていない。

・したがって、ロッドはできるだけ「経験が少なくても勝てるような巨人」を選んだのではないだろうか。(ただし、相手のエネルギーを吸収できる特殊能力を持つ巨人などがいれば、話は別である)

 

・フリーダもエレンも手を自分で噛んで巨人化するが、ウトガルド城でベルトルトが巨人になろうとしているのではないかと言われているシーンでは、ベルトルトも手を噛もうとしている。

・ということは、やはりロッドが選んだのは既知の巨人(のバリエーション)である可能性の方が高いと思われる。

 

 

◎ヒストリアの変身した巨人

・オッサン顔で地下洞窟の天井に閊(つか)えるほど大きい。

・髭をはやしているようにも見える?

・以前から、レイス家の巨人は人間時と巨人の外見が合致していないことが気になっていた。

・フリーダも人間時の黒髪からヒストリアに似た金髪巨人に変化。

・ただ、先代継承者であるロッドの弟(※ウーリと同一人物かどうかはまだ確定していない)の巨人は描かれていないので、その外見は男型か女型かわからない。

・コニーの母親の巨人の例もあるので、性別が変化したように見える場合もあり得ると思われる。(そもそも巨人は男型が圧倒的に多い→もともと壁内人類はほとんど男性で、クローン技術で男から無理矢理女を作っている?)

 

 

 

 

 

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最終更新:2015年02月06日 15:21