サシャ・ブラウス (Sasha Blouse)

「紗(さ、しゃ、うすぎぬ)」は、薄く透き通る絹織物。

「沙(さ、しゃ)」は、砂(細かい石)、数の単位で1の1億分の1。

「金紗沙(さしゃ)」は天の羽衣。

9巻第36話「ただいま」において、3m級巨人の返り血を浴びたために肉体や精神が変化しつつある可能性あり。

同話での父親との回想が重要。

・回想で父親のあごに手をかけて押しのける動作と、3m級巨人のあごに手をかけて逃げる動作が同じ。

・回想で父親から逃れた後に木陰に隠れる動作と、11巻第46話「開口」で、ユミルが「見てるだけで近付いてこない 繊細なんだろうな きっと」と言っている巨人の木陰に隠れる動作が同じ。

後で巨人になる?

 

 

◎ネーミング

ドイツの画家で彫刻家のサシャ・シュナイダーがネーミングの由来か?

サシャの一族は王政から馬の飼育を依頼されており、王政と関係を持っていることが分かっている。

また、すでに多くの読者が指摘しているように、リヴァイ班を追跡している一団の服装がサシャの一族に酷似しているため、王政の依頼でサシャはスパイとなり、自分の一族に情報を送り続けているのではないかという疑惑が存在している。

 

作者→サクシャ→クを抜いてサシャ。

だから作者の諌山創氏の故郷と同じ方言を話す。

 

 

◎あぶり出されたスパイ

また、13巻第54話「反撃の場所」の、トロスト区前門の上でリヴァイとディモ・リーブス会長が会話をしている時にサシャとコニーが一緒にいるのは、リヴァイとミカサの間でスパイのあぶり出しが行われていた可能性を示す。

おそらくは自分たちを追跡する一団の行動の早さや服装から、辺境で狩猟生活をしていたサシャとコニーに最初からスパイ疑惑をかけていたと考えられる。あるいは訓練兵団の頃から、「辺境の民は馬を通じて王政と関係が深い」という予備知識があって、もともと警戒していたのかもしれないし、単に総当たりで全員を調べるつもりだったのかもしれない。しかし、普段の行動から見て、やはりサシャが一番怪しいと考えていたのではないだろうか。

以下、推測を交えつつ、リヴァイとリーブス会長の会話の流れを確認する。

リヴァイはまずエレンとクリスタを引き渡すと発言。

仲間を調べる事に抵抗があったミカサも、覚悟を決めてリヴァイに口裏を合わせて演技する。

そして3つ目の条件、「今後リーブス商会が入手した珍しい食材・嗜好品等は優先的に調査兵団に回せ。紅茶とかな」は、最も疑わしいサシャをターゲットにした誘導である。

※紅茶があるということは農園があるという事か?王政専用の農場や荘園がある? そして、紅茶と言えば茶葉の生産地であるインドや支那が想起される。ウォール・シーナのSINAはヨーロッパの公用語だったラテン語で支那の事。そのため世界では今でもシナ(の派生語)が主流であり、フランス語では現在でもチーナと呼ぶ。中国と呼ぶのはほぼ日本だけ。そもそも中国とは日本の中国地方を指す言葉であり、日本の支援で中華民国を作った孫文が、日本の中国地方から国名を付けたという説まである。

 

予想通り、サシャはリヴァイの誘導に引っかかってしまい、「すばらしい!! すばらしい条件じゃないですか会長!!」と思わず叫んでしまう。

この言葉は調査兵団としての立場からの発言ではなく、サシャが以前からディモ・リーブスを「会長」と呼んでいた事を匂わせるものである。

だからその言葉にコニーは「オイ!? ・・・お前・・・」と驚き、ミカサはやはりサシャがスパイなのかと辛い表情になり、リーブス会長に話しかけたはずのリヴァイは視線を下に落としている。

現在、リヴァイ班は全員サシャがスパイであると確信しつつ、あえて放置しているのではないかと思われる。

 

 

 

◎キース・シャーディスとの関係

捕獲された2体の巨人(ソニーとビーン)が殺された事件の捜査のため、立体起動装置のチェックを受けているシーン(5巻第21話「開門」)で、サシャが緊張した面持ちで汗をかいているのは何かの伏線ではないか、というのは以前から読者の間で言われている事だが、現在、キース・シャーディスに命じられてエレンの動向を報告していた可能性が浮上している。

 

可能性としては、まず「ソニー・ビーン殺し」の時点でキース・シャーディスのスパイとなり、つぎに人の命令に逆らえない性格が災いして、王政のスパイも同時に引き受けてしまった。

つまり、「サシャは断れない性格なので、同時に複数の勢力のスパイになってしまっている」のだとしたら面白い。

 

 

 

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最終更新:2021年03月20日 04:56