ユミルの「せ―」 ※ネタバレ注意

※以下の内容には『進撃の巨人』や『ワンピース』に関する重大なネタバレが含まれています。ネタバレや考察自体がお好きでない方は絶対に閲覧しないようお願いいたします。

※以下の内容を読んだ場合、今後作品を楽しめなくなる重大な危険があります。閲覧は自己責任でお願いいたします。

※作中の描写だけでなく、作り手の意図や傾向、自分ならどうするかなど推測も交えて考察しております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※以下の情報は、作品を純粋に楽しむ喜びを損なう危険性が非常に高いと思われます。繰り返し念を押させていただきますが、閲覧は自己責任でお願いいたします。

 

※ネタバレを読みたくない、先入観を持たずに『進撃の巨人』を読みたい、楽しみたいという方は、ここから先は読まずに、引き返してください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

11巻第46話「開口」でライナーに誘拐されたエレンは、一緒に攫われたユミルに敵の正体を聞く。

ユミルは答えようとしたが、ライナーに途中で遮られ、敵の正体はいまだ謎のままである。

そのユミルのセリフがこちら。

「ただなぁ・・・エレン」

「あの2体を やっつけて終りだと 思ってんのなら・・・」

「そりゃ・・・ 大きな勘違いだ」

(エレン「・・・・・・敵は何だ!?」)

「敵? そりゃ言っちまえば せ―」

 

 

私の仮説では、この世界は次の新世界を産むための卵(種)である。

ライナーたちは、エレンが「座標」ではないかと考えて、人類消去を中止し、エレンを誘拐して「故郷ってやつ」へ逃げようとする。

この「座標」も、いまだ謎の存在である。

 

 

ここから仮説を立てる。

 

 

この「新世界を産む卵」仮説では、卵(種)を卵子=母・女と考えれば、「座標」は精子=父・男と考えることができる。

卵子とは壁である。

その壁=卵子を目指してやって来る巨人は精子である。

 

座標は横軸X・縦軸Yで表現され、性染色体も男XY・女XXの組み合わせで表される。

(これは私の『ワンピース』考察では、作品の中核となる設定のひとつであり、『進撃の巨人』は、このあたりの設定を『ワンピース』からパクっていると思われる)

 

そして「座標」は人間で言えば脳にあたり、「座標」の意志が卵(種)に働きかけることで、座標の望む世界が創造される。

いわば、「座標」は新世界をデザインする権利を持つ存在である。

 

 

 

以上を踏まえて、ユミルの途切れたセリフを考える。

 

 

ユミルの「せ―」は、「精子(せーし)」。

または、「性染色体(せーせんしょくたい)」。

 

 

「せ―」の棒部分については、省略を表しているのか、音を伸ばしているのかが不明だが、この説ならばどちらにも対応できる。

 

 

また、壁が卵子で、巨人が精子だとすれば、直前にユミルが「あの2体(※ライナーとベルトルト)を やっつけて終りだと 思ってんのなら・・・ そりゃ・・・ 大きな勘違いだ」というのも納得できる。

卵子を目指す精子の数は通常1億~4億個。

1~2個をつぶしても、まったく意味が無いからだ。

 

 

そして、これも重要な点だが、ユミルは下品である。

アカデミックな「性染色体」という語句よりは、あけすけな「精子」のほうがユミルらしい。

(※ユミルは高い知性の持ち主だが、わざと偽悪的に下品な言い回しをしている可能性が高い)

 

 

 

また、ユミルがライナーとベルトルトのことを、「2人」ではなく「2体」と表現している点も重要である。

ユミルがライナーたちのことを、いわゆる人間とは考えていないという証拠だからである。

 

 

これも私の仮説だが、「鎧の巨人」も、「超大型巨人」も、いわば人が乗って操縦する巨大ロボットであり、操縦者は入れ替わることが可能なのである。

これは、『進撃の巨人』の最大のネタバレの一つであり、漫画終盤でドンデン返しの一つとして使用されるはずである。

 

 

 

 

 

 

 

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最終更新:2016年09月04日 16:28